[携帯モード] [URL送信]

知者は惑わず勇者は懼れず
5
「ちょっ!ちょっとーー!」

「恥ずかしがる事はない。
お前の下半身はこの間、手でも口でも感触を確かめー‥」

「ダァーーッ!!みなまで言わないで下さいッ!」



あの時の光景が一瞬のうちにフラッシュバック
和泉先輩の柔らかい唇に銜えられて、舌でなぶられるあの頭から足先まで痺れる感覚

感じてはいけないと思ったのに‥
我慢して耐えてみたけど‥


(イかされたなんて‥‥ッ)



「ッ!!!」

「ウエスト72、次は胸囲だな」

「い、いつもながら、あんた行動早過ぎッ!」



勝手すぎる
無茶苦茶だよ、この人‥
一人身体測定ってなんだよこの状況


いつの間にかメジャーを使って着々と行動を進める和泉先輩



「藤代‥‥」

「あ、はい。なんですか?」

「お前、体締まってるな」

「え?ッ‥‥ンッ!な、な、なに触って、ッ〜!」

「ほどよく筋肉もある。それに、綺麗な肌だな」



って!!
ただ測るだけじゃないんですか!?

悪いとも思わない顔で腹を触っていた先輩の手がスススーッと上になぞっていた
と、思えば‥


「く、ぁッ‥‥っ!
どどどっどこ、いじってるんですかーッ!」


胸の突起を摘まれ変な声が出る
女の子の様な高い声
恥ずかしさのあまり、大声で紛らわす俺に



「ふむ‥‥面白い」



和泉先輩が笑顔で最悪な事を呟いた


[*前へ][次へ#]

5/6ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!