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知者は惑わず勇者は懼れず
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「仕方ない‥‥まぁ、お前にはもっと働いて欲しいからな
プランCに移るか。藤代、服を脱げ」


はいはい、服ですね‥‥
って?


「‥‥‥‥‥へ?」

「さっさと脱げッ!」



制服に手を掛けて来た和泉先輩を見て
さっきのは聞き間違いではなかったと確信する


「なにする気ですか!止めて下さいって!
あんた正気ですか!?」

「ロボットが造れない。お前を破壊出来ない。
なら、ダミーを創るまで」

「だからって、何で脱がすんですかー!」



すでにネクタイは外され、上着とシャツは半脱げの半裸状態
続けざまにベルトも簡単に外しに掛かる先輩の素早い行動に愕然


そんな事をする先輩を止めさせようと手を掴んだ瞬間
その手がピタッと動きを止めた



「お前‥‥馬鹿か?」



失礼極まりない暴言を吐き捨てて‥



「ばッ!!」



馬鹿ですとッ!?
あんたに言われたくないッ!



「いいか、藤代。正確で緻密な情報を手に入れるなら、ダミーの物でもオリジナルを超えねばならない」


「それとどう関係がッ」


「俺が言いたいのは、本物と寸分違わぬ偽物を創るならー‥‥」


そこまで言った和泉先輩が俺の手を解き


シューーッ


と、音を奏で紐を伸ばし始めた
いや、これは紐じゃなくて


「お前の体を隅々まで計る」



め、メジャーーッ!!?


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