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知者は惑わず勇者は懼れず
3
「いぃ、い、和泉先輩ッ!?」

「絵的には‥こうか?」

「アッ、ちょっ‥ン!
なな何してるんですか!
はは、は、離して下さいって先輩ッ!」

「邪魔するな馬鹿者がッ!
本の通りに出来ないだろ!」


うぉーーーいッ!!
阻止するのは当たり前だろ!


床から起き上がれない俺を跨ぐ様にマウントを取った先輩は、なおも本を手放さずに


「根元から先端に向けてスライド‥ー」


(ち、ち、ちょっ〜〜!
止めて下さいッ!!)


俺のモノに手を這わせて来た

手錠をされた両手で先輩の体を押し退けるものの
それも叶わず


「先端を‥‥
時折、爪で引っ掻くと良いのか‥こうか?」

「アッ‥止めッ、ンッ!や、止めて下さい先輩〜ッ!」


敏感な部分をグニグニと弄り始める


「少し勃ってきたな‥‥
藤代どうだ?気持ちいいか?」


いい‥‥


「訳ないですよ!!
俺を実験台にしないで下さいって!
はっきり言って、これ科学でもなんでもないし、早くズボンとパンツ返しー‥」

「そうか‥まだ刺激が足りないのか
とすれば‥‥」


(聞けってーーーッ!!)


俺の声は完璧無視
なおも本のページをめくり、次のプランを思案している和泉先輩
こんな状況に‥



「ユウ?お前が貸してくれたこのメガネ、メガネじゃなくてスカウター‥」


ハッキリと聞こえた第三者の声と
ドサドサッと物が落ちた音
そして


「ぬはっ!!ユウぅうう!!
そ、その激マブくんは誰だ!!?はぁ、はぁ‥‥ヤバい、ぃぃ‥‥イイッ!!
その顔!その体!その恰好!
ああぁ、スケッチブック!写メッ!
それよりも、コイツどうしたんだ!?
うわっ‥‥見れば見るほど

いい被写体だ!」


(コイツもかーーッ!!)



さらに最悪な人が現れました


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