番外編
小話その2『天然ットワーク』
田口くんと鴨居くん
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『天然ットワーク』
「へぇ〜、ネギとデートかぁ。良かったね鴨くん!」
『ありがとう、タグっさん!ネギさんがど〜してもデートしたい!って俺に懇願してきてさ〜』
電話越しから聞こえる鴨くんの声はとっても喜んでいて、聞いている俺も何だか一緒に嬉しくなる
「でも、ネギから行こうって誘うの珍しいね」
『そうなんだよ!
デートするか、それとも興奮剤使って何度イッても満足しない身体のまま一日中絡み合うか、どっち?
って聞いたら、もぉ〜〜の凄い勢いでデート!ってさぁ。
タグっさんにもあの時のネギさん見せたかったな〜
乱暴で暴言吐きまくりだけどちょっと涙目で、にじり寄ったら悔しそうな顔して。
マジ可愛いっしょ!』
興奮剤?
聞き慣れないフレーズを耳にするけど、口を挟む事が出来ない程の勢いで話す鴨くんに
まっ!いっか〜といつもの様にスルー
「うん。え〜とそれで食事は何が好きか?だっけ?」
『いつも悪ィな、タグっさん』
鴨くんはこまめにネギの好みを聞いてきたり、その日あった出来事を電話で教えてくれる
楽しそうに、嬉しそうに、すっごく幸せそうに。
「ネギは和食が好きだよ。辛いのは駄目で凝った料理よりかは、シンプルな居酒屋メニューが好きかな。
肉じゃがとご飯の組み合わせなんか、喜んで食べるよ」
『シンプルで和食か‥‥安上がりだなぁ
サンキュー、タグっさん!色々捜してみるわ』
「うん、頑張ってね」
電話を切っていつも思う事
今日も役に立てたかな?
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良い子の天然田口くん登場
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