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番外編
おまけ
春日くんと悦郎くん2

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ページを開きすぐさま思った

絵自体、可愛いとも可愛くないとも言えない、はっきりしない絵
色合いも黒は使っていないけど、なんか地味で薄気味悪い


(まぁ、絵本だし‥えっと‥‥
ある所に?)


親指をしゃぶるのが癖の男の子がいました
その子の母親は、その癖をいつまで経っても止めない男の子に困り果てていました

ある日、母親が買い物に出掛ける為、留守番を男の子に頼みます

『大丈夫?出来る?』
『うん、平気だよ』

その口にはやっぱり親指をくわえて
見るに見兼ねた母親は

『いい加減にそのおしゃぶりやめないと、仕立て屋さんが来て指を切ってしまうわよ』

そう伝えたのです
それを聞いた男の子は

『分かった、もうしない。約束する!』

口から指を出して母親に約束しました

嬉しそうな母親が出掛けトビラが閉まった瞬間
母親との約束はどこへやら
すでに親指は口の中



『バターーーーーン!!』


大きな音と共に勢いよく扉を開け入って来たのは、男の子の背丈よりも大きいハサミを持った仕立て屋

そのハサミは男の子の指を狙い一気に
振り下ろしたのです




母親が帰って来て見たものは床に親指が2本、血溜まりに落ち泣き叫ぶ男の子

でも、これで男の子はおしゃぶりの癖が治ったのです

だって、もうしゃぶる指がないんですから



「お、おしまい‥‥
って、何だこれ?」


これ絵本か?うわぁとしか言いようがない
なんでか、背筋がゾクゾクとしてくる


そんな状態の俺を残して出掛けると抜かす悦郎にしがみつき

何がなんでも行かせるか!!絶対に!
頑として離れなかった俺は

後日‥‥
その時の無防備にヨダレを垂らして寝る姿や、腹を出しダラけきった俺の写真が出回る事になり


違った意味で震えが走った今日この頃



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やっぱり悦郎くんのペース


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