番外編
3
「なぁ、そんな犬よっか俺はネギさんの方が可愛いけど」
「〜〜ッく」
耳元で囁く鴨居の声に、嫌でもゾクゾク身体が反応してしまう
でもって、周りには顔を赤くし目が点になった客やら店員やら
(この野郎!マジに嫌がらせしやがって!)
「っざけんなって!離せや!」
恥ずかし過ぎる
顔が熱くて死にそうだ
さらに腕に力を強めた鴨居が
「ネギさん、犬飼うって言わねーよな?
今だって手の掛かる懐かねーのがいるのに、これ以上増えたら大変だろ?」
いつものように、ニヤけた笑いでもって呟いてきた
「おいっ!それはもしかしなくても、俺の事言ってやがるのか!」
「へ〜〜ネギさんの割には勘いいじゃん!
つーか、自分で認めちゃって、わけねーな!」
血管ブチ切れ脳みそ爆発!
「〜〜っの野郎!
死ねやァァァァァァァァァ!!」
「ははっ!やっぱネギさんいいわ〜〜」
大人の対応が出来ればどれほど良かったか
散々暴れ、騒ぎまくってしまい、後から反省するのはいつもの事
(くそっ!顔バッチリ覚えられた!)
鴨居のせいで、また行けねぇ店が着実に、そして確実に増えていく
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子犬に対してでもガチ嫉妬な鴨居くん
残念ながらネギさんには嫌がらせとしか映ってませんが‥
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