番外編
2
「つーか、早くレジ打てよバカ犬店員」
「て、テメッ!」
減らず口の猿に突っか掛かりたいのはヤマヤマ
でもそこをグッと我慢してレジに乗せた物を取ろうと手を伸ばした俺は
(うわぁぁ…)
固まった
巨乳のお姉様が悩殺ポーズでアピる雑誌
際どい水着姿で見るもの全部に挑発しまくっいる
その雑誌がこいつにピッタリ過ぎて
「おま、お前どんだけ欲情しまくってんだよっ、ぶはッ
やっぱ万年発情期?くっ、ハハハッ!」
自然と笑いが込み上げて来た
こんなオイシいことはない!
馬鹿に出来るだけ馬鹿にしてやろうと、口を開こうとした俺は
「お前がヤラせてくれねーからだろ?」
さらに固まった
空耳……?
レジ前に突っ立ってる猿倉をゆっくりと見れば、今ほざいた事はなんて事ない様にシレッとしていて
「ん?だからお前がヤラせ…」
「デカい声で二度も言うな!」
恐ろしく怖い言葉を簡単に口にしようとする
(こいつイかれてる!)
そんな一歩引いた俺を感じ取った猿は
ムカつく笑顔を見せあり得ないくらい馬鹿デカい声で
店内に響き渡るぐらいの声で
「そんなに焼きもち焼くなって。帰ったらお前が満足するぐらい抱いてやるから。」
大音量でほざきやがった
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