番外編
小話その1『悦郎くんの部屋は…?』
春日くんと悦郎くん
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悦郎くんの部屋は?
「あれ?悦郎、お前こんなの持ってた?」
本棚1番下の段、埃を被っていた一冊の絵本に気がつき取り出した旭
「あっ、それ〜〜?俺が子供ながら感銘を受けた本!いいよ、欲しければあげるよ」
「いや、いらねーけど。絵本かぁ〜、なんか懐かしいな〜って思ってさ」
そう言った旭は埃を叩き落とし読み始めた
「なななななな!何だこれ!!」
しばらくして驚愕の声が上がる
「ん〜?何って、絵本だけど?」
「嘘?め、めちゃめちゃダークだぞ!うげっ、怖っ!悦郎、お前さっき感銘受けたとか」
「うひゃ!すっげーだろ?子供に夢も感動も与えない絵本って!」
「さ、最悪だろ‥」
そう呟く旭の顔を見てピピーーンッと虐めセンサーが働く
古い絵本
内容はかなりグロい
そんなおいしい材料が揃えば、いじらなくてどーする!
「あーーーーっ!!」
「ヒィッ!な、何だよ悦郎」
俺の発した声にでも、大袈裟に体を震わせビクつく旭を見て、顔がにやけてしまう
「そうだ、俺出掛けないと行けないんだった!」
「なっ!」
「悪ィな、旭。一人ぼっちになるけど、大丈夫だよな?」
「お、おい」
「俺が出て行った後、鍵かけた方がいいぞ
突然、誰かが入ってく〜」
「うぎゃーーーー!!!
それ以上言うなぁぁぁぁ!
怖ェェェェェェェェェェ!悦郎、マジ行くなァ〜〜〜」
「うひゃひゃひゃ!」
こうして今日も旭で遊ぶ
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物騒なものが盛り沢山
絵本の中身は次の旭くんで
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