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番外編
2
「正宗ッ、ちょっ止めろってー!」


首筋に舌を這わせれば、小さな体がビクッと震える
そのまま柔らかい部分にチュクッと吸い付くと


「ンッ‥‥はぁ」


鼻から抜ける甘い声が下から煽る様に漏れた



(俺、ヤベぇ‥‥。相当重症‥‥)


たったこれだけのことで、我慢が効かなくなる

もっと縋り付かせたい‥
俺の事だけ考えてればいい
ぶっ飛ぶほど気持ち良くさせてぇ


涌き水の如く止まらない想い
そんな想いにつき動かされるように、ヒロのズボンに手を掛けた
その時‥



「ま、正宗ッ‥‥ゴメンっ、ごめん‥‥」



なぜかヒロが謝ってきた


「ヒロ?」

「す、すぐ渡そうとしたのに俺ッ‥‥
だけど、なんかイヤで‥‥モヤモヤするし、心臓痛ぇし
そしたら、もう3日経ってるし‥
頭ん中ぐちゃぐちゃで、手紙読んで欲しくないってゆーか‥‥だから、そのッ!」




‥‥‥えッ!?

な、に?今、ヒロ‥‥‥

コレ、渡されたのは今日じゃなくて3日前って言った?
っていうかコイツ、はっきりと言わないけど

嫌だとか、モヤモヤするって

それって‥‥



「正宗‥‥ごめん」



手紙渡せられなくてゴメンって‥‥
鈍いのは相変わらずだけどよ
自分でも気が付かねぇのに、俺に対してヤキモチって‥



(か‥可愛いすぎだろ!!)



俺に縋るように見てきた涙目の顔
なにか言いたそうに開いた唇を俺は


唇で塞いでいた


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あきゅろす。
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