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番外編
小話その2『噛み合わない二人』
采くんと乃木くん

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『噛み合わない二人』




何で俺がこんな所に!
何で俺がこんな奴と!
何で俺がこんな物をォォォ!!



「うん、美味いな神谷!」

「うまい!!‥ッじゃねェェェェェ!!
だから、何でケーキなんだって言ってんだゴラァァァ!!」

「ああ、このケーキはなミルクレープと言ってな‥ー」

「違ェェエエエ!!!
何のケーキか聞いてねぇんだよ!」

「ん?何だ神谷?これ食いたいのか?」



駄目だ‥‥
やっぱコイツとは‥


話しが噛み合わねェェェェェ!!


「だーかーら、違ェェェェ!
テメェの、みぶりだゴラァァァ!!
片手で物掴んで食べるそぶり見せやがって、終いに
『コレ食いに行くぞ!』
そんな事言われたらなぁ‥‥
マックだと思うだろーがァァアアアッ!!」



そう、ここは‥‥
俺達には場違い、野郎2人なんかで来ては申し訳ない程の

甘ったるい匂いと、キャーキャー騒ぐ女がわんさかいる


カフェ

それも、なぜかド真ん中のテーブルに案内され
何がそんなに嬉しいのか分からねぇが

笑顔の乃木が向かいに座っている


「ハハハッ、神谷はおっちょこちょいだな!
ケーキの基本は手づかみだぞ!
何故マックと間違える?」


そして、さっきからズレにズレまくっている乃木を相手にしてるせいで


疲労が蓄積

マジ疲れる‥‥


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あきゅろす。
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