番外編
小話その1『2人だけの時間』
ネギさんと鴨居くん
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『2人だけの時間』
「こっちにくんな!」
「いいじゃん、いいじゃん!
だって、ネギさん家狭いんだからしょーがないし!」
「て、テメェ!おいっ、今すぐ出て行くか?」
相変わらず短気なネギさんは、指を鳴らし俺を睨みつけてきた
(そんな顔して、逆にゾクゾクさせてんの分っかんねーのか?)
「おっ!なに熱ぅ〜〜〜く俺見つめて、誘ってる?」
「なっ!だ、誰が!」
「ほらほら座って!DVD見るんだろ?」
「お、おい!」
突っ立ているネギさんの腕を引っ張れば、ソファーに見事ダイブ
すかさずピッタリとくっつき逃がさないようにしたのは言うまでもない
舌打ちが聞こえたのは最初だけで、その後は大人しくTV画面を見始めたネギさんに嬉しくなる
(何だかんだ言って素直に従っちゃうとこも、可愛い〜)
始まってから30分ぐらい経ったと思う
先程から隣で首がフラフラと揺れているのが見てとれた
「ネギさん‥寝てる?」
「‥‥‥‥‥寝て、ねぇー」
そうむくれたように言っては、首がカクンッとするたび、また必死こいて起きようとする
でもその5分後、肩にズシッとした重み
案の定、横を見るとスースーと気持ち良さそうに眠ってしまった
(マジ可愛い過ぎだろ!無防備に寄り掛かって、襲うぞ!)
腰に腕を回しもっと自分に引き寄せる
「おやすみ、ネギさん」
チュッとおでこにキスをすれば、身をよじり擦り寄ってくる仕草に、顔がニヤけてしまうのを止められず、ネギさんの温もりを存分に堪能したのだった
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ネギさん爆睡
おまけ→
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