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犬と猿
1
走った
めちゃくちゃ走った
怒りが足を速くする

逃げる様に家に帰った俺は
散々、猿に触られまくった体を洗い流す為にお風呂場に入って



「な、な、なんだこりゃァアアアッ!」



絶叫が口から飛び出した


ヒデぇ‥‥
こ、これって何だよ?


体の至る所に朱い印がついてる
お尻から太腿へと伝うトロついた液が溢れて



「な、何だよこれっ!?」



泡まみれにして洗っても後から後から出てくる

あ、あの野郎ォオッ!
人の体をめちゃくちゃにしやがって

嘗めるは
しゃぶるは
しまいに腰使って俺の尻にガツガツあんなモノ挿れ‥‥



「ん?‥‥‥あ、れ?」


下半身に違和感を感じて目線を下へ


なんでだろう?
俺の息子よ、何故に勃つ?


「ぇええッ!?ちょっ、何でだよ!
あんな猿に、弄られただけだろ?
そうそう、あんな下手くそに弄られたぐらいで‥‥
ーーって!?何で、もっと元気になったーー!」


落ち着けバカッ!
あんな猿の事なんか思い出すな!


スーーッハーーッと深呼吸を二、三度繰り返してみるが
臨戦体制から一向に落ち着かない息子

仕方なしに、ナニを慰めるべく手に取り目を閉じれば



『ここ、気持ちイイだろ犬?
なぁ?前立腺好き?突かれるの好きか?』


『腰揺れて気持ち良くなって来たんだろ?』


『そうだ、罰ゲームまだ続行だからな
なんでも言う事聞くんだよな?
犬井‥‥俺の事、好きって言えよ、ほら?』



「ぬぁああああッ!!
好きな訳ねぇエエッ!そして、何で治まらねぇんだよーー」



あまりにも、うるさかったのか
お母ちゃんに後でこぴっどく怒られた


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あきゅろす。
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