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犬と猿
9
「このっ、やってやろーじゃねぇかッ!」



ヒクッと口を歪ました奴の顔が、すぐさま悪い笑顔に変わった
脚を掬い直され、一気に突き上げる律動が始まる



「っああっ…っひっああっ」



中が擦られて、強すぎ快感に涙が溢れてしまう
体の中から溶かされる感覚



「うあっ、あ、あっ」


再開された腰の動きのせいで猿のモノの角度が変わって、俺の腹の方を強く抉る
大きく開かされて固定された足の間、猿の腰が密着し

息苦しさに絶え絶えだった俺の中で何かが弾けるような衝撃と一緒に背筋に電流が走った


「ん?っんうぁ、さ、猿ッツ
なんかあっあ、猿っ、、ヤバい…っ」

「すげぇ、お前キュウキュウ俺のに吸い付いてくる…」



低くて熱い声に、ぶるりと体が震えた
更に言いながら乳首とナニを触られ始めて、そこから走った疼きが俺の頭を真っ白に飛ばす


「ひぃッ、あっ一緒に、弄るなっ止め、あ、あっ」

「っ良いの間違いだろ…っはあ、ヤベェ
お前の中…っトロットロのくせに、きつく絡まってる」

「く、ぁ‥言うなッ‥、んンッ」



ククッと猿に笑われて、その笑顔が近付き唇が重なる
直ぐさま舌が絡められ、くちゅくちゅ‥と、どちらとも分からない唾液が喉に落ちていく


気持ち、イイッ
キスも
ナニ擦られるのも
奥のとこ、猿倉ので突き上げれるのも



(も、イくッ)



「犬井‥好きだッ、好きだッ」

「ぉ、俺ッ‥あッ!あ!」

「犬井?」



男にだろうが、好きって言われて悪い気はしない
人に好かれるのは、嬉しい

いつも喧嘩ばっかの相手でも
暇さえあれば口論し合うコイツにでさえも
そんな事言われたら、ちょっとでも



「俺はッ、テメェなんか大ィッッーー嫌いじゃッ!
エロ猿のバーーーーカッ!」


揺らぐと思ったかッ!!


ベーーッと舌を出して、中指だけを立てた右手を見せつけた


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