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犬と猿
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嫌がっても、何のその。
一向に離してくれない猿倉が引っ張って来たのは一軒家

そして、押し込まれる様にして入った部屋は猿倉の部屋らしく、バスケをしているせいかボールやらシューズが床に落ちていた



「あ、あの猿?お前ん家、けっこう俺ん家から近いんだな?
なに、もしかして隣の学区内だったとか?
なぁ‥‥うぉっと、猿倉?」



後ろを振り向けば思いの外すぐ近くにいる猿に、ちょっとビビる
手を伸ばさなくても触れられる距離



「し、猿倉?あの‥‥近い様な気が‥」


「限界だ」


「へ?何が?いや、それよりも‥‥
な、なんかさ、近いね猿倉くん?
離れた方が‥‥ちょっ!?」

「犬井」

「ち、近ッ!テメェ近いッ!
痛ッ、痛ででッ!
止めろっ‥近、何するッ‥この!」



さらにジリジリと近づく猿の体を押し退け様と出した手が、掴まれた
と、体が宙を浮き叩き付けられたのはベッドの上



「ちょちょちょっっ!」



そして鼻息荒くさせた顔が近付けば、あっという間に



「エロ猿、止めッんんン、ふ‥ッ」


舌がヌルリっと口ん中に入ってきた



(一体なんだってオイッ!)


頭振っても両手で固定される
覆いかぶさる体を押しても重くて無理
腰は腰で


(擦り付けるなバカッ!)


グイグイと猿の硬いモノを押し付けられると、自分のも布越しで擦られて
甘い痺れがジワリ、ジワリと淫らに染めていくのが分かる


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