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犬と猿
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「でも‥‥今までみたく羽鳥に構わなくてもいいしな
それに、我慢はもう止めた」

「は?さっきから、なに訳分かんねー事言ってー‥くッ、ちょっ!」



突然、スルリと腰に回された手に体がヒクつく



「知りたい?」

「し、知りたくねーよッ!どうせくだらねぇ事だろーがッ!ちょっ、何してんだ猿ッ!?」



俺の顔より真上にある顔が、ニヤリと微笑む


「だから、誰かさんの気を引く為にソイツの好きな奴にチョッカイ掛けたり、ムカつく事言ってみたり‥」

「なに!?ぁ‥さ、猿ッ!離せってテメェどこ触ってッ、嫌がらせばっか‥く、ちょっ!」


腰にあった手が下がったと思い気や

尻を撫でてるし!


制服の上からでも分かる手の動き
割れ目に添ってなぞる指が、有り得ない所を押して刺激する



「こ、ここのッ!」

「でも、そんなめんどくさい事止める
誰にも見向き出来ないぐらいに、俺に夢中にさせて‥」

「な!な!」



急に顔近付ける猿倉に思わず目をつむっていた



「辛い事も忘れさせてやる」

「ひッ!!」


耳元で囁かれた低い声にゾクリッと体が震えて目を開けば



「犬井‥‥」

「や、止めッン、んん」



男前の面が目の前まで迫っていて回避するのに遅すぎた


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あきゅろす。
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