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犬と猿
3
「羽‥り‥」


濡れた髪から雫が滴る
ほんのりピンクに染まる頬っぺたに
Tシャツにハーフパンツのラフな格好


その美味しそうな姿に



「うわッ!イヌイ、鼻血!」

「え?うわーーっ!ち、血ィイイイッ!」



鼻血噴出
しばらく止まりませんでした


興奮するとダメらしい
鼻血を止めようと近くに来た羽鳥に、俺の息子くんも反応
ただでさえ羽鳥の姿に欲情してんのに、シャンプーの匂いとか、チラ見せ鎖骨の色っぽい事


下半身に熱は集まるは、鼻血は止まらねーはで、頭がクラクラ大変だった


だから今、マンガに集中してなるべく冷静を保つ様にしている


なのにッ!!
羽鳥と来たら‥‥



「すゥー‥‥」



可愛い寝息を立てて、誘ってるよ!!
ってか、もうこれ、食っちゃってイイよっつーサインじゃん!


だって
1、親がいない
2、シャワーで準備オッケー
3、襲って下さい張りの無防備姿



(マジ堪らんです!)



ベッドに横になって読んでいたせいか、途中で気持ち良くなって寝ちゃったんだと思うけど

こんな美味しい条件揃って、ヤらない馬鹿はいない!


「羽鳥‥寝てますかー‥?」



ベッドに手を掛けるとギシッと軋み
心臓が跳ねた

声をかけても物音立てても起きない羽鳥に

煩いぐらいに鼓動は高鳴って行く


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あきゅろす。
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