幼恋..tiara*
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公園のあちこちを捜し回って
やっと見つけた。
一本の桜の木の下、
『何してるんですか?』
「おぅ、櫻井
…花見だよ」
『そうですか。』
あたしは寝転がっている
土方さんの隣に座った
『あの
お弁当…
作ってきたんですけど』
パカッ
お弁当箱のフタをあけてみせた
「すげぇ、
これ全部櫻井が作ったのか?」
『はいっ//
お口に合うかわかりませんが。』
「いただきます。」
土方さんは卵焼きと
筑前煮を一口ずつ食べた
「うめェ!
お前料理うまいんだな、」
『はい、
一応料理は得意な方なので//』
「櫻井、
…ありがとな。」
土方さんは
すごく優しくて穏やかな
笑顔をみせた…
喜んでもらえて
嬉しいよ…
あたしは今までないくらい
とびっきりの笑顔を
土方さんにみせた。
「っ///
その顔は反則だろ。」ボソッ
『??
何かいいましたか?』
見上げた土方さんの顔は
ほんのり桃色でした
きっと
この満開の桜のせいなのかな。
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