幼恋..tiara＊
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バタバタバタ
バタバタバタ
『ふぅぅ』
梅雨があけて
真夏の暑さのなか
あたしはぞうきんがけ
何もしなくても汗が吹き出る
とゆうのにぞうきんがけとは…
『エリカちゃんも、
手伝ってくださいよ』
「イヤ、
ぞうきんがけなんて
暑苦しいものしたくないもん」
そう言いながらエリカちゃんは
涼しそうにかき氷を食べた
あたしだって
かき氷食べたいのに…
バタバタバタ
ドンッ
『いたっ』
あたしは見事に転んで
壁に頭をぶつけた
「おいっ
大丈夫か櫻井」
『わっ
土方さん、
何でこんなところに』
「いや、
今から見廻りだけど
頭…」
『平気ですっ
ちょっと当たっただけですから』
「ほんとに平気なのか？」
『はい、
では見廻りお気をつけてっ』
「おう、
行ってくるな
ぞうきんがけ頑張れよ」
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