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幼恋..tiara*
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洗濯物を干し終えて

縁側に座っていたら





「りさちゃん、


なにか悩み事でも?」







山崎さんが声をかけてくれた








『へ?

あっいや、

あたし何か言ってました?』





「何も言ってないよ


僕密偵やっててね、

りさちゃんが寂しそうな

顔してたからさ」









『そうでしたか。



あたし悩んでます…』







「もしかして

エリカちゃんと土方さんの事?」










すごいなぁ山崎さん。


何でもお見通しなんだぁ…










『はい、


あの…』







「あの2人、

付き合ってなんかないし

副長はエリカちゃんを

好きになったりしないよ」









『え?


うそ。

でもなんで?』









どうして土方さんが

エリカちゃんを好きになる

ことはないのかな…











「副長には…


ミツバさんていう人が

いたんだ。


でもその人、

死んじゃったんですけどね


副長まだ

引きずってるだろうし




だから、

エリカちゃんみたいなこを

好きになったりしない」






そ、っか

そんなことがあったんだぁ

あたしの知らない土方さん。

きっともう誰かを好きに

なったりしない。

なんか切なくなっちゃうなぁ…




『そっか、

そうだったんですね』









「うん、

でもね

りさちゃんは

何も気にせず自分の

好きな道を選んでいいんだよ

今まで通りに

りさちゃんはりさちゃん

のままがいいんだよ。」

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あきゅろす。
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