過去の拍手お礼文置き場
光と闇
光
いつか、君に俺は光のようだと言われた。
拗ねたように、けれど確実に照れ隠しで目を反らして、愛しい愛しいあいつは俺を光だと言った。
俺の周りにいる皆が笑顔だから、
俺の作った料理を食べた皆が笑顔になるから、
、、、だからお前は光のようだ、と俺の髪を梳きながらあいつは頬を赤く染めて呟いた。
何故、何故俺は違うと伝えなかったのだろう?
皆が笑顔になる?
俺は唯、お前の笑顔が見たかっただけなのに…。
お前の笑った顔が見たくて、ふざけてみた、
お前に笑ってもらいたくって、もっともっと美味しい料理を作ろうとした。
俺が光に見えていたとしたら、それはお前がいたからなんだ。
もしも、もしもこんなに離れてしまうことがあると知っていたなら、俺は言っていただろうか?
お前のいない俺は、笑いかたも忘れてしまった。
嗚呼、早く、お前に、、、アイタイ。
また、会えたなら、
、、、今度こそあいつに言ってやるんだ。
俺にとって光はお前で、俺はその光を受けて輝いているように見える月なんだって。
きっとあいつは分かってなんかくれないだろうから、
、、、だから、思いっきり笑ってやろう。
あいつが好きだと言ってくれた笑顔で。
闇
いつかあいつに光のようだ、と言ったことがある。
本当に、本当にあいつは光みたいな奴なんだ。
あいつが近くに居るだけで皆が柔らかい表情になる。
あいつの料理が出ただけで思わず笑顔が浮かぶ。
そう言うと、あいつは困惑したような顔をした。
でも本当なんだ。
あいつがいるってだけで俺は安心することが出来た。
離れてみて、よく分かる。
どれ程俺はあいつの存在を支えにしていたか。
どれ程あいつを求めているか…。
嗚呼、早く、早く、アイタイ。
会って、早く、抱き締めたい。
あいつの存在を俺に刻み付けたい。
そんな想いはまるで底無しの闇のように、俺の思考全てを焼き尽くす。
早く、早く、早く、早く……
ーーーーー
二年間の間のサンゾロ二人の思考ですかね?
サンジくんは若干詩っぽいんですが、ゾロちゃんは直接的ですね…。
うーん。
もっともっと文才が欲しいッス。
久々の拍手お礼文更新です。…この頃二年間の文が書きたくて仕様がない。
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