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text onepiece 短編
3分クッキング
サンゾロ恋人設定です。
ついでにルナミ恋人設定です。
以上のことをふまえてどーぞ!!


ーーーーーーーーーー


サンジのマッチのストックが切れた。
ウソップの火薬が大雨の日の湿気でダメになってしまった。
フランキーのコーラはまだあるが、次の島までどれ程かかるか分からないので節約を要される。

そんな状況の中…キッチンのレンジが壊れた。
必要な部品が足りず、流石のフランキーでも直せなかった。

麦わらの一味は現在、危機に陥っている。
次の島に辿り着くまで…

…火がつかない。
勿論それはコックであるサンジにとっても周知の出来事で、それなりに危機感だって持っていた。
…が、恋人のゾロに石を敷き詰められた床の上に座らされた時は全く意味が分からなかった。


「…?ゾロ??ケツが痛ぇんだが???」

「我慢しろ。上手くいけば十分くらいで終わる。」

「…?」

首を傾げる、サンジの目の前で…ルフィがゾロに抱きつく

(゜ロ゜)!!??

フリーズしてしまったサンジの前で仲間達が次々に話し出す。


ーーう〜ん、やっぱりダメか?
ーーサンジくんなら出来るハズよっ!!
ーーサンジ〜頑張れ〜
ーーもっとくっついたほうがいいんじゃねーか。二シシ
ーーやっぱり俺が飛竜 火焔で切っても…
ーーアウッ!それじゃあ船が傷ついちまうだろーが!!
ーーヨホホ〜私が切っても火つけられるんじゃないですか〜
ーー…貴方の炎って冷たいんじゃないかしら…

…因みに
ウソップ→ナミ→チョッパー→ルフィ→ゾロ→フランキー→ブルック→ロビン
の順だ。

これだけ聞いても何がなんだかわからなだろう。

事の発端はウソップの言葉だった。


「…サンジってよく燃えてるよな。あれで火、付くんじゃね?」


おぉ、と半分関心半分面白がった仲間達全員で甲板の上で昼寝をしていたゾロを丸め込み、名付けて“サンジくんの嫉妬の炎で3分クッキング♪大作戦”が始まったのである。

まぁ、要するに皆暇だったのだ。


……
…………


「よし、もっとくっつけばいーんだろっ」

ルフィがうんうんと頷いて抱きついたままのゾロに頬擦りをした。
一応は彼女であるはずのナミは別に気にしている素振りもない。
…代わりにサンジのぐる眉が跳ね上がった。
眉間には血管も浮き上がる。

…もう少し

ルフィがゾロにキス
…をしようとして流石にゾロから止められた。
むっと不満そうな顔をしたルフィ

「なんだよっサンジにはしてる癖に〜。俺とはできねぇのかっ!俺のことは好きじゃねぇのかっ!!」

駄々をこねるように言われ、ゾロは困った顔をした。
ちらりとサンジを見て…ルフィに視線を戻し…

「…好きだよ」

ぼそり、と呟かれた言葉を聞きルフィの目が輝く。
ならキスーーー、と襲いかかろうとして彼女のナミにその頭を掴まれる。

「そこまでよ、ルフィ。これ以上は焦げちゃうわ。」

その言葉とともに指差されたのはごうごうと燃えているサンジ
その頭の上には大きなフライパンが乗せられ肉が焼かれている。(…若干間抜けだ…)
にっく〜と直ぐにゾロから離れたルフィはサンジの目から流れる涙に気が付いていないのか…

「おっ、…俺だってゾロから好きなんて…滅多に言ってもらえないのにっ…!!」

ダバダバと流れ落ちる涙、垂れ下がったぐる眉、ごうごうと燃える炎…

…なんでこいつは燃えないんだ?髪の毛とかどうなってんだ??

暫く観察していると料理が終わり…

「サンジくん、ずっと燃えているとゾロに触れないわよ」

ナミの言葉で炎が消えた。
熱が引くまで少し待ち…ゾロの腕を掴む。

「…ナミさん、しばらくこいつ借りますね。敵襲があったらゴムを戦わせて下さい。」

…仮にも船長に酷い言い草である。

「ええ、いいわよ♪」

ナミの了承を受け、サンジはゾロを抱えた。
…お姫様抱っこだった。
油断していた(余りの気迫に動けなかったとも言う)ゾロは抵抗らしい抵抗も出来ずにサンジの腕の中に収まってしまう。

かぁっとその頬が色づき、
…そして見上げるサンジの壮絶な笑みにその色を青く変えた。

ヤバイ

ヤバイヤバイヤバイ…

めちゃめちゃ…怒ってる。

「ちょっ!!さ、サンジ!!俺、腹、減ってる!!」

今更ながらヤバイと気付いたゾロが腹が減ってる奴にはメシを食わせるが信条のサンジが無視出来ない言葉を吐く
…が、今回に限ってはサンジも止まらなかった。
大分(サンジのことを名前で呼ぶ位には)パニックになっているゾロを片手で抱え直し器用にマストを登っていきトレーニングルームへと消えていった。

「じゃあみんな〜、分かってると思うけど今から三十分…いえ、一時間は上に近付いちゃダメよ。サンジくんに蹴られるわよ。」

ナミの言葉には〜いと頷く面々


ごきげんのサンジがトレーニングルームから出てきたのはそれから二時間後…幸せそうにご飯を運ぶサンジと出てこないゾロで他の全員が察した。


流石のゾロも動けなくなってしまったらしい、と…。




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初の恋人設定小説!!
イエーーー\(^^)/
たのしかた(*´∀`)♪

けどー…
管理人はエチシーンが書けないんです。
好きなのにーー( ノД`)…
いつか…いつか絶対自家発電してやるーーー!!!(-""-;)


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あきゅろす。
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