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text onepiece 短編
好きなんだ
「ゾロ?」

サンジが不審な声で振り返り、そうして目を剥いた。
サンジが見たものは今にも泣き出しそうなゾロがサンジのスーツの裾を握っているところだった。

「…な…で、…………だよ」

その口から吐き出されるのは少し掠れた小さな声
サンジにはその内容が聞き取れず、え?と聞き返す。
ゾロは躊躇うようにうつ向いた後…

「なんで!ヤろうとしないんだよ!!」

クルー達が寝静まった後の深夜なのにも関わらず怒鳴った。

え、と目を白黒させたサンジに…ゾロのかりそめの威勢は瞬く間に萎んでいった。

「…やっぱり、男の体なんて嫌だったんだろ。…もういい。俺は普通の仲間に戻れるように頑張るから、だから…」


ーーーだから、別れよう。


ゾロの声が、震える。

情けない。
こんな、こんなことぐらいで…

ぐ、と流れそうになる涙を堪えていると、暖かいものが自分を包み込んだ。


「ゾロ…嘘でも別れるなんて言わないでくれよ…」


ゾロを抱き締めるサンジの肩は…震えていた。

「俺がお前を嫌いになんて、なる訳がないだろ?やっとのことで手に入れたもんなのに…。」

「なら、なんで…」

「抱かなかったのかって?そりゃ、お前はこの前が初めてだろ?負担になっちゃいけねぇって我慢してたんだよ。」

「…馬鹿」

「あ?」

「…我慢なんていらねぇ。俺だって…お前が足りねぇんだよ…!!

ーー抱けよ、サンジ。」



ーーーーー

一応初セックスの後で気を使って手を出さなかったサンジくんと手を出されたかったゾロちゃんです。

次R18行きまっす!!
初裏なんで美味しくなかったらごめんなさいです(;>_<;)

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あきゅろす。
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