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text onepiece 恋人
我慢
甘々〜♪からの、シリアス!!?
サンジくんふぁいと\(^o^)/


ーーーーー


夜、、、眠れないゾロを抱きしめて寝ます。
ゾロは俺の腕の中ですぅすぅと可愛い寝息をたてています。
可愛いです。
可愛いです。



「ゾロ」

ん、と手を広げれば何の警戒心もなくやって来る。

引き寄せて頭を撫で、力が抜けてきたころにキスを落とす。

「んん……ん…」

とろん、としてきたら頃合いだ。

ゾロは俺に体を預けるように眠る。

……俺は眠れなくなってしまったが…離すとゾロは起きてしまうので起きれない。

…少し辛い。


…可愛いくて…襲いたくなる俺は健全な男の子です…。





と、いう思いを持ちながら空島に行くことになった。
(空島に謝れ!!)




のに、、、モックタウンからゾロは怪我をして帰ってきた。

「ゾロ!?てめぇ何で怪我してやがる!!??」

「あ?んなもん怪我のうちに入らねぇよ」

「血ぃ出てんじゃねぇかよ!」

ああ、もう!帰ってきてそうそう怒鳴ったサンジはゾロの腕を引いた。
ルフィの手当てをしていたチョッパーが慌てる。

「サンジ?ゾロの手当ても直ぐするから…」

「…こんぐらいの手当てなら俺でも大丈夫だ。マリモのは俺がやる」

でも、と渋るチョッパーをロビンがまあまあと宥める。

「任せて大丈夫よ。」

「…わかった。」

なんとか頷いたチョッパー。
ロビンちゃんにありがとう、と目で伝えゾロの手を引いたままキッチンへと連れてきた。

チョッパーから借りてきた道具で手当てをする。



ゾロは…何故サンジがここまで怒っているのか分からなかった。
今回の怪我で特別酷いものはない。
そもそもサンジだって怪我は山程している。
なのに…
なのに何故、サンジはこれ程怒っているのだろうか?

ゾロにはそれが分からなかったから、ただただ黙ってサンジの手当てを受けていた。
チョッパーよりも手早くはないが、それでも労られていることが十二分に分かるような手当てを…。


…サンジはゆっくりと口を開く。

「お前がしなくてもいい怪我までして、ボロボロになったら…お前を傷つけたくなくて必死で我慢してる俺が馬鹿みてえじゃねぇかよ…。」


苦しそうに吐き出されたサンジの言葉

「が、まん?」

呆然と呟いた言葉に、サンジは目を反らしてやっぱり分かってなかったよな、と呟いた。

我慢?
何に対して?

ゾロは考え、そうして浮かんだ答えに目の前が真っ暗になった気がした。

震えそうになる体を意志の力だけで無理矢理抑え込んでごめん、と呟いた。

「我慢させて、悪かった。俺、馬鹿みたいに浮かれてて、全然気付かなくて…悪かった。」

そう、呟くと同時にゾロの瞳から大粒の涙が溢れた。
体の震えは抑えられたのに…零れる涙だけは止まってくれない。
ぼやける視界にサンジが写って、ゾロは顔を隠すように俯いた。
零れる涙がぽつぽつと床を濡らしていく。
情けなくって…ゾロはキッチンから出て行こうとした。
きっと、ここから出て行ったら自分とサンジは恋人という関係ではなくなってしまうのだろう。
しかし、直接サンジからそういう言葉を聞くよりはマシだ。
そう思い、ゾロはキッチンから、、、逃げ出そうとした。


…サンジは目を見開く。
ゾロに触りたくて、でも傷つけたくなくて、我慢している。
なのに、ゾロはそんなことは知らないとばかりに怪我をしてくる。
それを止めてほしかっただけの筈なのに…。
涙を溢す、その悲しみに満ちた表情に何か地雷を踏んでしまったことは分かる。
しかし、どこにそれがあっただろうか?
サンジには分からなかった。
けれど、混乱する頭の中、このままゾロを行かせてしまえば取り返しのつかないことになると本能が告げていた。
咄嗟に先程包帯を巻いたばかりのゾロの腕を掴む。
諭すようにその名を呼ぶも、ゾロは聞こうとしない。
それどころか流れる涙もそのままに、サンジの腕を振りほどこうと暴れ始めた。

…ゾロが、あの冷静沈着なゾロが、、こんなにも取り乱すことにサンジは驚きを隠せなかった。
しかし今はそれどころではない。

サンジは尚も暴れ続けるゾロに埒が明かないと眉根を寄せ、、、空いている右手でゾロの後頭部を渾身の力で引き寄せた。
ぐらりとその体が傾いだ。

それは…もはや賭だった。

戦闘という面で天才といっても良いであろうゾロなら、直ぐに体勢を立て直すだろう。
引き寄せる自分をそのまま殴り飛ばすことだって出来るだろう。

この…口付けを拒むことも、
差し入れる舌を噛み千切ることも。

しかし、サンジには確信があった。
ゾロは自分の、料理人であるサンジの手と舌を傷つけようとはしないということを、甘いだろうが確信していた。

そしてまたゾロも、ビクリと震えただけでその口付けを受け入れた。

段々と腕の中で強張っていた体から力が抜けていくのを確認しながら、サンジは口付けを続けた。



愛している。


そう嫌でも分からせるその口付けに再びゾロは涙を滲ませた。


「…ゾロ、何で泣くんだよ…」

「…泣いて…ねぇ」

涙でぐちゃぐちゃとなった顔で、それでもゾロは強くサンジを睨み付けた。

辛抱強くゾロの答えを待つサンジに…ゾロは顔を歪めて口を開いた。

「我慢…してたんだろ?……俺と、別れたいのを…なのに、何でこんなことすんだよ…。」

サンジはその答えを聞き、ようやくゾロが泣き出した理由を知った。
…泣き出しそうに顔を歪めてゾロを抱きしめる。

無言の返事

ゾロを包み込む温もりとゾロ以上に速い鼓動の音がその答えだ。




愛しているよ

愛している。

お前だけを、愛している。

気付いてくれよ。

分かってくれよ。

どれ程俺が、お前に溺れているのか…。




「俺は…てめぇを愛してる。絶対に俺からは離してなんかやらない。俺が我慢してたのは、ゾロを抱きたいってことだよ。」

「…抱いてんじゃねぇか…。」

予想通りと言ってしまえば予想通りの答えにサンジは小さく苦笑を漏らした。

なんてまっさら。
綺麗で、自分なんかが汚しても良いのだろうかなんて考えてしまう。
けれど、ゾロがあんなにも傷つき、泣くのなら、、、

「…お前とセックスがしてえって意味」

、、、俺はこの汚い欲望を、お前に見せよう。

ゾロはぽかん、と固まった。



そして…



「…男同士で…せ、セックスて出来んのか…?」



…そこ??


…二人してぽかん、と固まり……それから同時に笑い始めた。




「ゾロ、愛してる。」

「…知ってる。分かった。」

「おう」

「てめぇこそ…俺に遠慮なんかしてんじゃねぇよ」

「俺は泣かれるなら嬉し涙がいいんだよ。」

「…ばーか」





ーーーーー
すいません、なんか書いてるうちに意味わかんなくなってきました。
あとで直したり直さなかったり…





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