ぱんどら薔薇(裏)
教えて、感じて(OB)
「ねぇ、ブレイク?」
「…何ですか?オズ君」
「……これって、
どうやって使うの?」
(教えて、感じて)
パンドラの屋敷にある、小さなテラス。
青空の下にある其処には、ケーキを食べる金髪の少年と、何故かげほげほと咳き込んでいる、白き隻眼の青年が居た。
「ぶ、ブレイク?
どうしたの、急に咳き込んで」
「…どうしたの、じゃなくてねぇ、
何つうもの出してるんですカ、君」
口元を拭っているブレイクの言葉にきょとん、とするオズの手には、男性のソレを型どった所謂「大人の玩具」、というものが、確りと握られていた。
「なんかさ、
ヴィンセントから「これ面白いよ」って
言われて貰ったんだけどさー、
いまいち使い方が解らなくて」
「…それで何故、私に?」
「いやほら、ブレイクって物知りじゃん?
だから知らないかなーって思ってさ」
「………君ねぇ…」
あはは、と無邪気(多分)に笑うオズに対し、おかしな話を問われた事に半ば呆れ気味に呟くブレイク。
「解ってるなら、
ケチって無いで教えてよ」
「嫌デス。
君にはまだ早いですよ、ガキ」
再び紅茶を飲み出したブレイクに、オズは「えー」と不服そうな声をもらすと、不意に席から立ち上がった。
「どうしました、オズ君
…そんなに知りたかったんデスカ?」
「…うん、まぁね。
だからさ―……」
オズはブレイクにゆっくりと歩み寄って、フォークを持っていた右手を掴むと微笑を浮かべて一言。
「―ブレイク"で"教えてよ」
「……は?何言って――」
相手の言葉に反論しようとした瞬間急に手を引かれ、傾いた重心の所為で、ブレイクは床に仰向けで倒れ込んだ。
「ッ…何するんですか…っ!!」
「――言ったでしょ?教えてって」
そう言い黒笑を浮かべたオズは、起き上がろうとしたブレイクの身体に、相手に背を向け跨がると、パンドラの制服を下ろして足を開かせ始めた。
「―なッ…!?
止め…っ…退きなさいっ…!!」
「ほら、動かないでよブレイク」
そしてこの状況下に焦るブレイクの、開いた足の奥の蕾にさっきの物をあてがえば、それを一気に挿入する。
「――ッ!?いっ……あ…」
いきなりの行為に、ブレイクの顔は痛みと恐怖で歪み、苦痛の声をもらす。
オズはそんなブレイクを振り返りながら楽しそうに見れば、少し反応しはじめたブレイクの自身をゆるゆると焦らす様に扱いていく。
「………んー、
まだよく使い方解らないなぁー…」
「…ひぁっ…ん…オズく…止め……っ…」
「―あ、そうだ」
オズは、軽い快感に悶える様な声をあげるブレイクの自身を何かを思いたったかの様にぱっと離す。
すると、紅い華がちらちらと咲いている蕾に入った物を掴み、ゆっくりと動かし始めた。
「…っあ……ん、あぁ…っ……!!」
「これで多分分かるよー、ブレイク」
ニコニコと笑みを浮かべながら、オズは段々とソレを動かす速度を早める。
それと同時に、焦らす様な感覚から急な快楽へと変わったことに、ブレイクは上擦った声を出し始めた。
「あっれー?
変な声出しちゃって、どうしたの?」
「やぁっ…あぁ…っ…ん…」
「あ、分かったー」
ぽん、と手を叩いてクスッと笑うと、オズはブレイクの耳元に近づく。
「―感じてるんだよね?」
「っ…違…あ…やッ…ひゃあぁぁ…っ!!」
否定の言葉を言い切る前に、ブレイクは身を震わせ、嬌声をあげながら達す。
「あーあ、イっちゃったー。
そんなにコレ、良かった?」
「…っこのくそガキ…」
オズはブレイクの上に跨がったまま楽しそうに笑っている。
そんなオズにブレイクは悪態を吐きながら睨むが、余韻に震える身体と涙で潤んだ瞳では、幾らオズとて効果が無いようだった。
「ッ…もう充分でしょう。
いい加減退いて下サイ」
「え?何で?」
相手を殺してしまいそうな衝動に耐えながらブレイクが呟けば、惚けるように首を傾げるオズ。
そしてオズはニコリと黒笑を浮かべると、
「――もう一つ貰ったやつも、
全くもって解らないんだよね」
オズの手には、さっきとは形異なる小さな球体。その先にはコードが繋がっている。
「さ、解るまで教えて貰うよ?ブレイク」
「ちょ…やめっ…、もう……っ…!!」
オズはその後、
何時も余裕綽々なブレイクを
散々な迄に苛めると言うことに
楽しみを覚えてしまうのでした。
(Your teach so pain)
君が感じてくれなきゃ
分からないよ?
End
+ー+ー+ー+ー+ー+ー+ー+
あとがき
変態なのはオズじゃありません。
私です(真顔←
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