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・13/05/26 自警団詰め所 encounter:べリア
都合の良い神様、君はそう思うだろうか。常にどこでも人の心を聴いてくれていると思ってはいる。受け入れられる訳ではないけれと、そういうタイミングがあるなら寝ていると表現できるのかな?そもそも睡魔があるのかどうかさえ分らない。その起源さえ無く、会って話した者はこの世に居ないし、天の国のお話はわからないし不明瞭だらけだ。

人の心を証明するのはあまりにも難しい。だからこその意思表示としての行動が存在する。一般人にとっての殺害や、罪人にとっての償いなどに。殺意を証明するというのは、心を証明するというのは、とても難しい。その証人をどうするのだろう、と私は思った。妥当点の答えだ、だから穴がある。信じていたものがもし裏切りなどによって打ち壊されたとしたら、その認識は確実に喪われる。

結局私は殺し続けたんだ。それは紛れも無い事実だろう。けれど、私には証明が存在する。無数の力を借りた、絶対的な証明が。その為に巻き込んだ事だって沢山だ。痛みも与え続けた。それでも、助けてくれた。
前は今と変わりは無いのかもしれない。見極めて、そして使う様な在り方。そう見えるのは事実で。それでも前の様な利用して使い捨てる様な道具とした扱いではないのは確かだ。もう殺す必要さえないのだから。

見上げた空は毎日変わり続けるけれど、やっぱりこの街の空だった。色々な出会いがあって、今日も二年振りの懐かしい出会いがあって。
未だに続く連鎖、その重みは知り過ぎている。どういう意味合いであれ、私の抱える意志に手を伸ばしてくれる人が居た。風化しない意志達がまだ、この街にはあったんだ。

その為になら。

私は。


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あきゅろす。
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