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・11/06/11 森 encounter:セシリア
練習がてらに小さな命を沢山奪った。何の躊躇いも無かったが、セシリアの言葉で少しだけ見方が変わった。それでも、それ以上の事は無い。
命を無意味に、無駄に奪う気も無く。全ては意味を持って行われるのだから。

沢山の蜂をナイフの練習にと斬り殺したが、こちらもただでは済まなかった。左腕を刺されたが、セシリアの力でその毒を取り除かれ。そのままだったら危なかったらしい。

別に助ける必要は無かったとも思うが、それも相手の気持ちか。どう思っているのかが、分からない訳ではない。私は君と居るのが楽しかった、それでも時間は限られているものだ。一期一会、で容易く切り捨てられる関係とは思いたくないけれど、そう割り切ってくれれば、私としては。

最大の釣り針だよ。赤禍ツを殺す為の。けれど道具としての意味合いでしかない、そうとしか見たくないのは。
やっぱり私も辛いよ。口には、出さないでおくけれど。私自身がもっと強くなって、一人で解決出来れば良かったけれどそうもいかなくて。

見極めはついているんだ。まだ私より強い。君なら、私を殺せるだろうから。

友としても、そして、この街に死を齎す悪を殺す、刃としても。



様々な花の生えている場所をいつか教えてくれると言っていた。それがいつになるか、検討も付けられない。呪いも、そろそろ覆い隠せはしなくなってきた。

それでもそのいつかを望む事くらいは許されても良いと信じたい。


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