文 源風(切) 片恋の番外編 Vicarious victim《2》 風「…いいのか」 ふと彼が口を開いた 源「何が?」 遠慮がちに風丸が口を開く 風「佐久間…」 内心ドキッとした 源「どうして?」 平常心を装った 風「好きなんだろ」 真っ直ぐこっちを向いて言われた 源「今の状態のお前をほっとけるわけないだろ‥」 風丸がクスっと笑う 風「否定はしないんだな」 源「そんな真っ直ぐみて言われたら否定出来るわけないだろ」 俺は苦笑いした ぼそりと消え入りそうな声で彼は呟いた 風「‥一緒、だな…」 でも俺は聞き逃さなかった むしろその声はやけに大きく聞こえた気がした 風「じゃあさ、俺のこと慰めてよ」 俺は思わず固まった 何を言ったのかさえ一瞬、理解出来なかった 今日は何度、風丸に吃驚させられているだろうか 源「お前‥何言ってるのかわかってんのか」 やっとの事で言葉を発することが出来た 風「俺、馬鹿じゃないよ」 源「‥馬鹿だろ」 俺 は苦笑いする 風「クスクス‥今は馬鹿かもな」 笑いながら言う風丸 風「でも‥そうでもしないと…やってられない」 一瞬、真顔になったのを見逃さなかった 源「‥」 そしてまた無理矢理に笑みを張り付ける 正直辛かった 嫌って程に‥ 風丸の気持ちがわかるから… 俺は 風「んっ‥」 かわりにしてしまったんだ これが俺たちのはじまりだったー… ▼あとがき わぁーい\(^O^)/ かなり前に出来てたんだが… また微妙ですまない← んで似非すぎる源田に風丸ww 浮かんだらまた続編的なのかきたい← 風丸語りとか佐久間と豪交えたのもかきたいな(笑) 読んでくれて有難う御座いました(^^) [*前へ] [戻る] |