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源風(切)
読んでからの苦情等は一切受け付けません。
全ては任意の上、自己責任にてお願い致します。



《片恋》




風丸と先に出会う事ができたなら‥

源田と先に出会っていたのなら‥

“お互い…こんなにも傷つかずにすんだのだろうか…?”


切欠は成り行きだった気がする


風「あっ、や、やめっ」

源「嫌?ホントに?」

風「あっ‥いじわ、るっ、あぁん」


俺は佐久間が好きで、
でも佐久間は鬼道が好きで

オレは豪炎寺が好きで、 でも豪炎寺は円堂が好き で


俺たちはお互いに好きな人がいる

だが、


源「大丈夫か?」

俺は隣に横になる風丸の髪を撫でながら言った

風「嗚呼‥大丈夫」

風丸はニッコリ笑う

思わずつられて俺もニッコリとしてしまう

風「何か、いつもより激しかったな‥」

源「そりゃ、風丸が可愛かったからついな(笑)」

風「なっ、何言ってんだよっ!源田」

真っ赤になってフイッとそっぽを向きそう叫ぶ風丸は本当に可愛くて愛とおしくて、たまらない

源「風丸‥」

風「…」

源「一郎太」

そう言いながら俺はそっぽを向いたままの風丸を抱き寄せる

風「、なんだよ…」

源「可愛いな」

男に可愛いなんて…
でも、どうしてだろうか‥

不思議と源田に言われるとこんなにも嬉しく思うのはー…



オレたちの関係ー…
半分は誠。半分は嘘。


器用すぎる二人が互いの気持ちを推察出来ない訳は無く…

それぞれ別の男を想い続けながらも

告げる事も出来ず溢れ出す想いと…

拭い切れない寂しさに
枯れてしまいそうな想い

身体を重ね
嘘を重ね

綺麗な愛で更に上塗りを繰り返す

互いに確信には触れず
その層を厚くするだけ‥


「源田‥好きだよ、だから今日は…もっと…」


頬を染めて言う風丸に、愛おしさを含んだ笑顔で

「もっと?…もっとして欲しい?」


バランスを取り合う為の器用すぎて余りに不器用な似た者同士の惰性行為


ただ‥
そっと重ねられた唇に…
互いの愛おしさは募る

答えを聞く前にどちらとも無く唇を求めた

‥断ち切れないループの始まり

幾重にも重なった殻が砕けるその日まで…





▼あとがき
番外編もかきたい(笑)←
“俺”源田と“オレ”風丸表記にしてみたw
色々わかりづらくてすみません(^_^;)

ずっとUPするの忘れてました←

読んでくれて有難う御座いました(^w^)

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