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stand by U


その日、いつも通りダンスレッスン室に入っていくと毎日目にするユチョンの姿がなくて講師の先生に聞いて風邪を引いたのだと知った。昨日まで元気だったのに。と、心配になってボクは練習が終わった後、ユチョンの家までお見舞いに行った。ユチョンの家に来るのは初めてじゃなくて、独り暮らしのユチョンの家に入り浸る事は比較的多かった。

家のベルを鳴らしても一向に反応はない。

「ユチョーン??いないの?」

扉越しに声を上げてみたものの反応はなくて、外出するくらいの元気はあったのかと少しホッとする。そのままお見舞いの果物が入った買い物袋をドアノブにぶら下げてユチョンに伝言のメールを作成する。

ガタンッ

「!??」

何かが崩れ落ちる音が聞こえてボクは咄嗟にドアノブをひねる。すると何の障害もなく開く玄関の扉。

「・・・ユチョン、いるの?入るよ?」


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