Main(Dream)
「家女中の憂鬱」T※
時刻はもう十二時を回っていた。
「夜中だし、一緒に見回りしてくれませんか?セバスチャンさん。」
私の問いかけに、セバスチャンさんは一瞬びっくりしたような顔をして、すぐにいつもより数割増しの妖しさを含んだ笑みで、
「いいですよ。」といった。
「異常なしですね!すいません。こんな時間に…セバスチャンさんも忙しいだろうに。」
セバスチャンさんに頼むのは悪いと分かっていたが、その時起きていたのはセバスチャンだけだったし、しょうがなかったのだ。当の本人はずっと黙りこくっているが。
「あっそこの窓あいてる!今閉めま――――…!?」
私が落としたランプを、その執事は床に着けずに手に収めた。
――――…私にキスをしながら。
私は必然的に窓の出ている処に座ってしまった形になった。
「セッんっふ…」
僅かに漏れる声が余計に恥ずかしかった。
私の口の端からは私のかセバスチャンのものかもわからない液が漏れて、セバスチャンは私の後頭部を抑えつけながらも、もう片方の手袋をしたままの手でそれを拭った。
その間にもセバスチャンさんは口内を舌で乱暴に荒らした。
酸欠で気絶しそうになった寸前、セバスチャンは私を解放した。
「ッなにするんですか!!」
肩を上下させながら息をする私に
「貴女が誘ったんじゃないですか。」
その執事は息もろくに乱さず飄々と答えた。
いつもより瞳が赤みがかって見えるのは気のせいだろうか。
「そんなつもりで誘ったんじゃありません!」
「そんなこと、関係ありませんよ。」
そう言いながらセバスチャンさんは私の両手を片手で軽々と押さえつけ、シャツのボタンを外し、リボンをほどいた。
「やめてください!!」
「私に命令できるのは主だけですよ。」
「…どうしてこんな事してくるんですか?」
「こんな事って?」
「〜〜っっ」
ブラが外され、胸の谷間に顔が埋まり、双方の胸の間に熱い舌が入り込んできた。
「こういうこと…ですか?」
「んっあ…やめ…くださ…い!!」
「しっかり感じているくせに?」
「それは関係なっ…っいです!」
「まともに喋れないくせに。」
自分でもわかるほど胸の蕾が立っている。自分の身体がこれほど憎らしいことはなかった。
スカートが捲り挙げられ。ガーターの紐の下からするりと手がはいり、紐が外される。
「ほら、もうこんなに濡れてる。」「濡れてな…っん」
下着越しに手袋をしたセバスチャンの指が触れた。舌で布越しに吸われ、自分の声とは信じられない声が上がる。
なんてみっともない姿なんだろう。シャツは申し訳程度に肩に羽織った状態で、ブラだけが床に落ちている。
スカートの中では執事の手が自由に動き、ニーソックスはガーターがないため片方は既に舌に落ちていた。
執事の手袋はたしかに濡れていた。
「自分の目で見てみなさい。こんなに私を感じてるんでしょう…?」
「違います!」
湿った下着が落とされ、セバスチャンが手袋を外し、秘花にズブズブと指を埋めてきた。
途端に秘花の中が震え、セバスチャンの指を締め付けるかのように蠢いていくのが自身にも判った。
1本、2本と数が増やされ、的確に自分の感じるポイントを攻められて、快感がどんどん高まっていく。感じたくなんかないのに。
「やっあっぁん」
自分で声を押し殺そうとするが、身体がうまく働かず、手で抑えようにも動かない。
「だっれか…!誰か…!!」
「無駄ですよ。叫んでも誰も来ません、そういう時間を見計らって貴女に見回りを頼んだんですから。だから感じて声を出しても構わないんですよ?一緒に見回りしようなんて誘ってるとしか思えません。それに、貴女の後ろの窓に貴女のいやらしい姿が移ってとっても素敵ですから。もうこんなにココが濡れているんですぁら観念して認めたらどうです?私の事が好きで、私の手でこんなに感じているんでしょう?」
「違う…!!んぁ…私は本当に…一人で…嫌だったから…!!」
「メイリンを起こせばよかったじゃないですか。こうなる事を予想して、期待してたんでしょう?」
「違う違う!感じてなんか…!」
そう言いながらも、無理やり開脚で座らせさせられた恰好で、この執事からソコの様子は見えやすいらしく、太ももから密が垂れたのに気付いた。
「零したんですか?感じていないはずなのに?イケない子ですね…お仕置きしないと。」
「あんっあんたなんかっ…大嫌い!」
もう敬語なんか使っている場合じゃなかった。
「光栄ですよ。」
いきなり執事の指の動きが激しくなった。
「ぃやぁあぁ!」
思わず嬌声をあげて、私はイってしまった。執事の手で、無理矢理。
「いい子ですね。」
そう言いながら執事は私がイッた瞬間に自分の熱をもった礎を私の中に突きさした。
絶頂を迎えたばかりで敏感な中にいきなり入れられたのだから堪らない。私は悲鳴に近い嬌声をあげた。
逃げようとした腰を抑えつけられ、ただ叫ぶしかなかった。
尚更キツクなった内壁を擦りながらギリギリまで楔を引き抜き、勢いをつけて一気に奥まで穿つ。
ただ入っているだけなのに、巻き込まれる様にドクドクとうごめいていて、思わず上擦った声が漏れた。
「っふ・・・・っあ、ぁ。・・・貴女の中・・良いですよ。」
耳元でそう囁いたが、彼女の耳に届いているかどうかは分からない。甘い声をあげ、虚空に手を迷わせていたのだから。」
その手を握り、彼女を絶頂に導いた。
甘く甲高い嬌声を上げ、彼女は果てた。
それを分かっていて、自身を彼女の中から抜かないでいた。
「あ、・・・・・ぬ、抜いて・よ・・・」
恥ずかしそうに呟く彼女に即答する。
「なんでです?」
「え!?何でって!セバスチャンさ…やめて下さ…私は貴女のことなんか…!」
もうしばらく余韻に浸っていたかった。
もう先程までの抵抗がなかった。
「セバスチャンさんがちょっと動くたびにいろいろ振動がっ・・・んっ」
と、甘い声つきで抗議をされた。
そんな声を聞かされて、はいそうですかと言える程馬鹿ではない。
その要求は直ぐさま笑顔で却下した。
「いやです」
「そんな顔しても可愛いだけですから無駄ですよ。そうですね、今日はこのまま抜かないで何回出来るか試すっていうのもいいですね。」
「いやぁっ」
「私は嘘はつきません。」
セバスチャンがニヤリと笑うと、抜かずの2R目に突入する為、彼女をクルリと反転させた。
「えっ!?ちょっまっセバスチャンさん!?」「あと15分以内に私を好きだと言わせて差し上げます。」
その悪魔は満足そうに笑うと、再び愛しい彼女の体を抱きしめたのだった。
またも下手な文章ですみません;このお話はつづきます。
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