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数日後、志乃は導かれたように、とある神社に来ていた
階段を約50段上った所にある小さな神社、他に人はいない
階段を登りきったすぐ場所にある大きな石に腰をかけて呆然としていた、すると誰かが階段を上ってくる気配がした
それは晶子であった、晶子は志乃の姿を見て驚いていた

「どうして、あなたが此処にいるの?」

表情を険しくした晶子は志乃に問い掛けた

「………分からない」

と一言だけ答えた

「………分からない…ですって…?」

志乃の言葉を聞いて晶子の中で何かが切れてしまったようだった
拳を強く握り肩を震わせていた、次の瞬間カバンから何かを取り出し志乃の喉元に突き付けた、それはカッターナイフ…一般的によく使われるシンプルなタイプのもの、その刃を志乃の喉元に突き付けているのだ

普段、ほとんど動揺しない志乃だが、これには驚いたようだった


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