私はお姉ちゃん
SOS団にようこそ!
ノートをとるのが面倒くさい化学が終わり、放課後がやってきた。
「さわさんの世界も勉強内容は同じなんですねー」
「たしかにー。でもちっともわかんなーい」
50点代から上がりも下がりもしないし。
そういうと、みくるちゃんはクスリ、と笑った。
「さわさんなら多分色々と大丈夫そうですよね」
「何が?」
「うふっ、内緒です」
「えぇー!?気になる気になる気になる木ぃぃ!!」
「なんですか、それ…」
「さわっ、ハルにゃんが呼んでるっさ!」
ハルヒが?
てか鶴屋さん、忙しそうっすね。さすが次期当主?
「どうしたの?」
「あっちの学校にいた姉さんだからなんも言わなかったけど、北高生になったから説明するわ!こっちよ!」
主語が抜けてる!何!?どこ行くの!?
「文芸室行くの!私の作った団の基地よ!」
…SOS団だな…
知らないふりしなきゃ…
「団?文芸部にいるんじゃなくて?」
「細かい事は後よ、後!さあ着いたわ!」
掴まれていたおさげが痛い。
あーあ、リボン取れちゃったじゃないかぁ!
「紹介するわ!」
ドアを開ける。
「世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団、」
「SOS団よ!」
[*back][next#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!