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私はお姉ちゃん
昼休み、文芸室にてV
私としたことが!

「うーん…。なんて言えばいいのかな、これ。
この世界、ね。私のいた世界では、小説だったんだ。ベストセラーの。『涼宮ハルヒの憂鬱』って言うのさ。」

「『涼宮ハルヒの憂鬱』…?
だからあなたは僕達の名前を知っていたんですね…」

「…興味深い。情報統合思念体にも報告する。」

「またハルヒかよ…」

「こんな出来事…あったかな…。既定事項じゃないことは確かなんだけど…」

四人それぞれが違う反応を返す。

「小説の語りはキョンだったな。だからマウストゥーマウスの時の心境も分かる」

「なんと!」

キョンがポーカーフェイスを崩し、驚く。
かわいそうだけどね。

「過去もわかるよ。昨日までエンドレスエイトだったでしょ?ついでに言うと、これからの事も知っているんだ、でも教えないよ」

「…わかりました、ですが一つだけ質問してよろしいでしょうか?」

「何?」

「これから、悪いことは起こるのですか?SOS団解散、など」

…佐々木事件はどうなるのかな…結果はわからないから、悪いことにはならないな。

「無い、かな。今んとこは」

「そう、ですか」

ほんのすこし一樹は安堵した表情になり、また、それに気付くと元の表情になった。

「…知っていることはこれくらいかな?
っていうか言ってて気付いたんだけど、よくこんな状況で冷静でいられるな、私」

ちょうどその時、チャイムがなった。

「もう、こんな時間なんですね…」
「これで未来人、宇宙人、異世界人、超能力者は揃いましたね」
「やれやれ」

おいキョン、やれやれは使わないんじゃなかったのか。

顔合わせ、説明は終わったからもう満足だなぁ…

あ、次地理か

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