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獄綱
好きのかたち



「……………さっ沢田さん、好きです!付き合ってください!!!」


「………えええぇぇぇええ!?!?」










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―――――――
―――――…





3日後。




「十代目ぇ!」

「ちょ、獄寺くんっ!やめ、!」


獄寺くんが急に俺を抱きしめてきた。




―…

獄寺くんの突然の告白から3日が経った…。


最初は男同士だし、やっぱり止めた方がいいのかと考えた。





「十代目っ、次の土曜何処行きます?」




でも、やっぱりいつも側に居る獄寺くんが愛おしくて…




「やっぱりここは遊園地っすかねぇー。あ、十代目動物お好きでしたっけ?」


「……獄寺くん、まだ月曜日だよ?」



俺がオッケーをだした瞬間、獄寺くんの目は今まで以上に輝きだした。



「俺、本当に嬉んです!十代目と恋人同士になれてっ!」

「ちょ!!獄寺くん!!ここ外っ!!!!」



もう、本当獄寺くんは危険だ。

この前だって、学校の中…しかもみんながいる教室で、
「十代目ー!!会えなくてさみしかったっす!」
とか言っちゃうんだもん…。

本当、あの時は弁解するのに焦ったよ。



「…十代目は、本当に良かったんすか?」

「えっ……?」



さっきまで明るかった目の前の人物が、急に暗くなった。



「本当に、俺なんかで…良かったんすか?」




『付き合うと明るくなれるが、それと同じだけ以前よりも心配が増す。』



ふと、どこかで聞いた言葉が頭の中をよぎった。




「十代目が、俺に気を使ってオッケーを出してくれたんじゃないかとずっと思ってまして…」


なんか、本当……



「獄寺くん、俺の事信じないの?」

「えっ…!」



反応の1つ1つが、



「君が好き………だ、ょ?///」






「じゅ、……沢田さんッ!!!!!」


「…!?うわっ…!!!」



可愛いなぁ。




…と思ってしまう今日この頃。



*end*




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あきゅろす。
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