雲綱 繋がる想い(2010ヒバ誕) ―――――――――――― 2010年、雲雀さん誕生日話です! 雲→←綱 恋人同士です。 ―――――――――――― 今日は雲雀さんの誕生日。 さて、何をプレゼントしよう? *** 「お菓子…は、体調崩すかもしれないし…。本?…は、何読むんだろ…。…服…………お金500円しかない。」 ぶつぶつ 俺は、今日の雲雀さんの誕生日に何をプレゼントしようか考えていた。 何? もっと早くに考えておけって? 考えてたさ、1週間も前から…。 でも!!! 決まらないんだよ……(泣) いつも学校を徘徊して、 群れを見つければトンファーでかみ殺して、 みんなに恐れら…一目置かれていて……。 「…あっ!可愛い物好きかも…。」 肩にはいつも黄色い鳥が乗っているし、ボックス兵器は可愛い針ネズミだったし。 「雲雀さんて、顔に似合わず小動物好きなんだよなー。」 『綱吉、小動物みたい。可愛い。』 「…―――――っ!!!」 ある日のベッドの上での雲雀さんの言葉を思い出してしまい、自然と顔が熱くなる。 「……………どうしようっ!」 「お前が小動物になればいいじゃねーか。」 「り、…リボーンッ!?」 いつのまにか目の前に現れた、黒いスーツを着た家庭教師に、心の中を読まれる。 「いいじゃねーか、たまには。」 「そっ、そんな事言ったって…。俺人間だしッ…!」 「別に誰も動物になれって言ってんじゃねーよ。お前が小動物になれば良いって言ってんだ。」 目の前の家庭教師の意味が理解できない発言に、何故か冷や汗が出た。 *** ―――ガチャッ 「(か、帰ってきたー!!)」 前渡された(今まで一度も使った事のなかった)雲雀さんの家の合い鍵を使って、俺は雲雀さんが学校から帰って来るのを待っていた。 ―――… 雲雀さんの気配が近づいてくる。 ―――ガチャ 「ひっ雲雀さんッッ!!!!お、お誕生日おめでとうございますっ!!!!」 「――――――っ!?」 俺はそう叫ぶと、一目散に雲雀さんの胸へと飛び込んだ。 「…………………綱、吉?」 雲雀さん、驚いただろうな。 帰って来たら部屋電気ついてるし、 急に影から俺が飛んでくるし…。 ―――――ドク、ドク…。 雲雀さんの心臓の音が聞こえる。 「……雲雀さん、俺…雲雀さんの誕生日に何かしてあげたくて…。でも、お金とか無くて……。」 あ、やばい… 泣きそう…。 …―くしゃ 「ありがとう、綱吉。」 「…―――――っ!!」 雲雀さんは、泣きそうな俺の頭を優しく撫でてくれた。 『シャツ第三ボタンまで開けろ』 『下から見上げろ(上目遣い)』 『呼び方は、恭弥だ。』 リボーンの声が、頭を過ぎった。 『そうすれば必ず、雲雀は喜ぶはずたぞ。』 「………きょ、ッ恭弥さんっ!」 「…………………っ!」 俺は、頭の上の雲雀さんを見上げた。 「……ずっと、…ずっと傍にいて、いいですか?」 *** その後俺は、 「当たり前。」 と笑顔で答えた雲雀さんに、 その場で美味しく頂かれました。 *end* ―――――――――――― あとがき 雲雀さんは、GW中も学校に通ってらっしゃいますよね!? 雲雀さん!お誕生日おめでとうございますっ\^^/ 蜜玲 [戻る] |