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短編
夜の車は危険です。A★

―…



くちゃっ…くちゅ…っ




男の手が、少年の自身をしごく。




「…んんッ…!ひぃ、あっ…ん!!」





暗い車内は少年の高く、甘い喘ぎ声と、くちゅくちゅという少年の自身から溢れ出した先走りの音だけが占めていた。




「…あっ!やぁ、…そ、んなにぐちゅぐちゅしたっら、…あぁあッ!!!






いやいやと首を振りながらも、少年の自身はどんどん堅さと熱さを増してゆく。





―くちゅっ





「………え、っ…?」





快感に溺れ、絶頂寸前だった少年の自身からふいに
男の手が離れた。






「もっと簡単にいっぱいだしちゃおうか?」





微かな光に照らされた男の口は、
怪しげな笑みを作っていた…―










***






「はっ…!んぁああ!!ゃっ、ま、たでちゃッ!あぁああ!!!」





―びしゃっ!!





少年の自身からは、もう何度目か分からないほどの薄まった白濁が吐き出された。






「ふっ…いい顔するなぁ。」






―グイッ





「…ッぁ!!!!!」




少年の蕾は、より男に深く貫かれた刺激によって、
ぎゅっと男の自身をきつく締め付けた。





「……ッ!……ほら、まだまだ出せる、だろ?早く出しちまいなっ」






―ぐちゅ クチュ パンッ!





「はぁっ…ん!!も、っと!!…もっと、深く、きぃてぇえ!!!」








少年はもう抵抗することを知らない。



次から次へと押し寄せてくる快楽に、ただただ身をゆだねるだけ。









否、そうすることしかできなくなっていた。







「………っもっと喘、げよッ!ほら、欲しいんだろ?」





―ずぼっ ぴちゅ パンッ!!!










「俺の、………九呂…。」













少年は知らない。





自分を犯している、


快楽の底へ陥れている男が、自分の実の兄だということを。










男は知らない。

人の愛し方を、

愛する人の縛り方を。











「………ぁっ!!!…んん、」










ショッピングモールへと買い物へ行った2人の母は、

まだ帰ってこない…―










*end*



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