幼なじみ
危険★
***
「あっ…!…やめ、ろ…ッ…!」
志己はそんな俺の言葉もお構い無に、後ろの穴へ指を1本入れてきた…。
「なっ…!?…ん…ッ…ぁあっ…!」
―クチュッ…
部屋には、俺の喘ぎ声と不愉快な音だけが響いている。
「…な、んで…ッ……こんな、事…する…んだよ…ッ」
「お前が嫌いだから。」
…え…っ…?
―オマエガキライダカラ―
「…ぁっ…ッ!!!…ん…ッ」
何で俺、ショック受けてんだ?
志己が俺のこと嫌ってるなんて分かってただろう?
「もう入れて大丈夫だな」
そう言って志己は俺の中から指を乱暴に抜く。
「―ッ…ぁ…!」
そんな事にさえも、俺は感じてしまう…。
「楽しませてくれよ?」
鳴呼、今までの嫌がらせの中で1番嫌な嫌がらせだな。
そう思うと、自然と涙が止まらなくなった。
「…んな、事して…っ…楽しい…かよ…ッ」
何も文句言わずにいう事聞いてきただろう?
…なんで今更涙なんか出て来るんだよ…っ。
「お前のそう言うところがうぜーんだよ。」
…!?
「俺が何言っても抵抗しねーし、すぐ泣く。」
そんなの俺のせいじゃねーだろっ!?
「…いい加減、気づけよ…」
「……っ…?」
なんて顔してんだよ…ッ。
―バンッ!!
意味深げな言葉と、初めて見せた悲しげな顔に混乱した俺を1人残して、志己は部屋を出て行った…。
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