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幼なじみ
命令

俺と志己は、小学1年生の頃に同じクラスになった。
それからはずっと一緒…パシリにされている。


家が近いという事もあって、朝から家に帰るまで毎日ほぼずっと一緒だ。


正直志己は女にモテる。
彼女も小さい頃からいっぱいいた。

…なのに、何故か学校の中や、登下校中は必ず俺と居る。
本当、何を考えているのか分からない。

きっと、いつでもパシリは近くに居た方が便利だからだろうけど…。




***



帰り道。

いつも口を開かない志己が、急に口を開いた。



「お前、今日親居ないんだろ?」

「…えっ…うん…」


嫌な予感がする。


「じゃあゲームやらせろ。新しいヤツ買ったんだろ?」


予感的中。


「…分かった。来いよ」


あぁー!!今日は久しぶりに1人でゆっくりしようと思ってたのに…。
本当、今日は最悪だ。



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