過去拍手お礼文 番外編★ !注意 拍手お礼文で連載中の“不良×虐められっ子”の番外編です。 どんなオチでも来い!って方はどうぞ! *** 〜氷里side〜 俺と水瀬が付き合いだして、2週間が経った。 ……あれ?俺等って付き合ってる、んだよな? 『佐伯くんを好きで、ごめんなさい』 『俺は水瀬が好きだ』 それで毎日一緒に通学してるし、昼は一緒に食べるようになったし。 けど、もしかして俺等…一番大切なことをまだ言ってない? 俺が今まで付き合った女とは、2週間もったことがない。 …いや、あれも付き合ったうちに入らないのか…? もしかして俺の初めての恋人って…水瀬? 「佐伯、くん…!」 俺が色々と考えていると、隣を歩いていた水瀬が急に俺の顔を覗きこんできた。 あ、緊張してる。やばっ。可愛い… 「きょっ今日さ、僕の家、誰もいないんだ…!」 「え…?」 おいおい この空気とこの展開って、まさか… 「僕の家、寄ってかない…?」 そう言って少し不安そうな顔をして水瀬は首を傾げた。上目遣いで。 *** 「ゆっくりしていってね。」 そう言われたとおり、俺達は特別何をするでもなく、いつも学校で過ごすように今日起きた事を話したり、本棚にあった小説をぱらぱらっと読んでみたり、テレビのニュースを見たりした。 そう過ごしているうちに、時計の針は午後の7時を回っていた。 「水瀬、俺そろそろ帰った方がいいよな?」 きっと水瀬の家に来た事がある同級生は、こんな時間までいた事は無いだろうと思い、今まで座っていたベットから腰を上げた。 「………帰らないで。」 「………えっ、」 「一緒に、いて…欲しい…」 *** 「水瀬……」 今俺の下には、頬を赤く染め、肩を上下させてる水瀬がいる。 「………ッ、は」 キスだけでこんなに色っぽくなるのって、ありかよ…。 「……ん、…佐伯、く…ンン、」 俺の名前を呼ぶ水瀬の口を無理矢理塞いだ。 「……ッ、水瀬、これ以上…煽んな、」 「……あお、?」 ――チュッ そんな涙目で、 顔赤くして、 上目遣いなんて、 「………ッ!さえきっ、く…ぁ…!」 これ以上水瀬の顔を見てたら、きっと我慢が効かなくなると思って、水瀬の制服のズボンへと手を伸ばした。 「……ぁ、ダメ…、変…だ、よ…」 「どこが?」 「ん、……ぁ、わかんな、…ぃ、」 わざとクチュ、と音を立てて水瀬の自身を扱く。 「…ン、ぁあ…ッ…」 自身から溢れて来る先走りがどんどん量を増し、そして自身は質量を増す。 「……ぁあ…ッ、やっ、…さえき、ッ…く、ン…ぁあ…」 *** 「佐伯、くん」 俺が1番好きな声。 俺を遠慮気味に揺さぶっているのは、白くて細い手だろう。 ………て、あれ? 「佐伯くん、時間…大丈夫?」 目を開けると、そこには心配そうに俺を伺う水瀬の姿。 背にはふわふわとした、弾力のある……ソファー? 「…あれ、俺……」 ぐるり、と辺りを見渡せば、見たことのない落ち着いた部屋。 ………水瀬ん家? 「ごめんね、急に家来る?なんて誘っちゃって…」 「えっ……あ、いや、気にすんな。」 くしゃっ、と目の前の水瀬の髪を撫でてやる。 嗚呼、そうか。 俺、学校の帰りに水瀬ん家に誘われて、ちょっと期待とかしてたら隣の家のおばさんらしき人が来て、先部屋行っててって言われて、ソファーに座って………… 「おばさんはすぐ帰ったんだけど、佐伯くん凄い気持ちよさそうに寝てたから……」 あぁ、起こさないでいてくれたわけか。 悪いことしたな…。 こんな時間まで………… 「って、もう8時?」 「うん…?そうだよ」 俺何時間寝てたんだよ。 つか、もしかしてさっきのは夢だったけど、もしかして現実でも同じ展開に…… 「じゃあもう遅いし、俺そろそろ…帰るな?」 「あっ!そうだよね、今日はごめんね…?また、いつでも……来て…、………」 ――ギュッ 「また来る。」 夢と同じような展開では無かったけれど、 恥ずかしそうに目を伏せながらも、また来てと誘ってくれた水瀬は、 夢の中の色っぽい水瀬より、何倍も可愛かった。 *end* ------------------- ☆あとがき 夢オチすみません。 展開分かりやすすぎすみません。← 中々進展しない二人を少しでも進展させようと、足掻いた結果ですm(__)m(深々 こんなんじゃ物足りない! ていうか、書かなかった方が良かったんじゃry …と思われている方々、すみませんでしたm(__)m 少しでも楽しんで頂けたのなら、凄く光栄です!!! ちなみにこのあとの二人は、お互い照れつつ体を離し、玄関へ→「送っていこうか?」と小夏に言われ、若干凹む氷里。(自分が彼女みたいでw) [*前へ] [戻る] |