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〜宛メメント
趣味


「目、覚めたの?」


突然、クレドがまだ目覚めぬ頭を必死に回転させて言う。
ギターの音で起こしてしまったのだ。
クレドは毛布に包まった侭、目を擦りながらあたしを見て居る。
その姿は切なくて、愛おしくて…


何を言おうか迷った末に出た言葉は、味気ない一言だった。


「…さっきは、ゴメン。」


「ん、焦ったけど大丈夫。過呼吸だろ?俺もあるから、そういうの」


クレドのその言葉に一瞬、息を飲んだ。
クレドも過呼吸なるの?なんて容易く聞けずに、沈黙が通り抜ける。


「てっか、ギター弾けたの?嬉しいんだけど共通の趣味♪」


やっぱり好きなアーティストはエリック?スティーブヴァイ?等とマシンガントークを始めるクレド。
相変わらずのクレド節が炸裂する中、弾けないなんて言えなかった。
クレドのキラキラする眼を見つめると、CとGのコードしか弾けないよ、なんて言うのは勿体無かった。


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あきゅろす。
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