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過去の拍手お礼
9000H【浩司編】

月三その後@浩司編

 気が付いたら俺はベッドに寝ていて赤月が心配そうに俺を見ていた。

「月島……気が付いたか! 」

 赤月が言った。何故そんなに心配するのか判らなかった俺は言った。

「赤……月どうしてここに? それに何故、病院なんかに……」

 深く考えると頭の奥がズキズキしてくる。どうしたのだろう?……俺は。

「月島、お前はバイト中に倒れたんだよ。働き過ぎらしい……」

 どこかぎこちなく話しをする赤月は寂しそうに笑った。

 その表情は見慣れたものの様に映るが赤月では無いと思った。


***


「あんまり無理をしない様に」

 退院の日、担当の医師は言った。俺は頷き礼を言った。

 病院は赤月の実家の総合病院で、外には赤月が執事の佐伯さんと車の側に立ち待っていた。

「退院おめでとうございます」

 佐伯さんが言い、車のドアを開け俺を乗せ走りだす。

「月島が入院してる間にアパートが建て直したそうだよ」

 赤月の説明を聞きながら俺は考えていた。

 これから俺が何をすべきかを……

***


 月日は流れ――俺は刑事になった。弁護士を目指していたが刑事にならなくては駄目だと感じたからだ。

「月島さん、行きましょう! 」

 後輩の水月が俺を呼ぶ。その時、一陣の風が吹き足を止めた――

『―涼…?―』

 風は何も応えてはくれなかった――

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あきゅろす。
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