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運び屋 青木瞬介の日常


 そして今、玲児と真琴は俺の事務所に居て寛いで居る。
 オマケに渋々付いて来た始くんまで……
 この、一寸したハーレム状態に俺の頬は緩みっぱなしだ。

「青木さん、僕が手伝わなくても人手は足りてるじゃない。」

 始くんの的確なツッコミに、俺は少々大袈裟に話し出す。

「だって家一件全てだぜ?何人居たって多すぎる事はないさ。」

「ねえシュン、本当にワタシ達で出来るのかしら、荷物もちだなんて?」

 玲児も疑問に思ったのか聞いて来るし真琴は始くんの顔をじ―っと見ている。

「何?おれの顔に何か付いてる?」
 問掛けられて、真琴は顔を赤くして、話出す。

「君って日本人なんだ?でも、綺麗な色の目だね。髪も良いな―うらやましいよ。オレなんかコレだろ?いつも女に間違われるし……」
 始はキョトンとした顔をしてたが、素晴らしく微笑んで真琴に言った。

「なんだ気になるなら、染めればいいのに……」

 なんて事を言うんだ!
始くん……

「高校に入ったらそうするけど…今染めたら先生に怒られるし。」

「『中坊かよ――』」

 俺と始くんで、二人ツッコミをしてしまった。

「おい!玲児、幾ら何でも、中坊は不味いぜ」

 焦りまくりの俺に、馬鹿にした顔の玲児。

「な〜に言ってるのよ。真琴は、そんなんじゃないわ。自分がスケベだからって人まで疑わないで欲しいわね」

 何だ、違ったのか。それにしても中坊にしては大人っぽいな…背も始くんとそう変わり無いし。

「シュン、早く打ち合わせしましょ」

 そうだ、打ち合わせをしないとな。正気に返った俺は、一同に向かい話し出した……





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あきゅろす。
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