僕が探偵になった訳
その九
終り、そして、始まる――
僕と明日香は、ポカンと口を開け何も言えずにいた。
「月島、いきなり見せたら……固まってるな」
「お〜い。大丈夫か?」
月島が目の前で手を振る。先に気が付いたのは明日香だった。
「すっご〜い! 信じられな〜い。ねっ、はじめ!」
背中をバン! と叩かれて、僕は正気に戻った。
「うん、本当に居るんだ、超能力者って……」
「始くん、君も私達と同じ仲間だ」
赤月が云う。ボンヤリとした意識で僕は考える。僕のもう1つの特技の事を……
そして、これから起こるであろう事件の事を……
そして…話しは続く……
第一話 終
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