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ホラ―小説
呪D

 次の日、パニックになってた私は日記帳をゴミ置き場に捨てた。とてもじゃないけど、気味が悪くて持ってなんかいられない。

 そして私は学校へと行き無事に一日を過ごし帰ってきた。

「ただいま〜! 母さんお腹空いたぁ〜何か食べるのある? 」

 日記帳を手放した事によって気分が軽くなった私は元気に母に声を掛け部屋へ着替えに入る。

――そこには――捨てた筈の日記帳が――

「お母さん――!!何でコレが有るの!? 」

 母は首を捻り違うと言った。私は恐怖の余り凄い形相だったらしく母は心配して休む様に言ったが、とてもおとなしく寝てなど居られない。

「お母さん! ちょっと出掛けてくる! 」

 日記帳を持ち私はリサイクルSHOPへ行く事に――

***

「すみません〜誰か居ますか?」
 店へ入ると人気の無い店内奥に向かい声を掛けた。

「おかしいな〜?誰も居ないなんて……」

 その時、壁に掛っていた柱時計が時を告げた。音に釣られ時計の方を見た私の目に飛込んで来たのは……

 鏡が有った……日記帳を握り締めた私が……



「ぎやああぁぁぁ――!!!」





――そこには……誰も居なく……


 鏡の前に日記帳が落ちて有るだけ……



……トキワ……ミチ……ヒヒヒヒヒヒヒ………タ……スケ……テ………



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