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お題小説
【X】

【猛獣の森】も無事に抜けてロメオはキャロリーンと別れるつもりで挨拶をする。

「お嬢さん。無事に抜けられたので、ここでお別れです」

 しかし、キャロリーンはロメオと別れる気はさらさら無かったのでロメオの服を掴み嘘泣きした。

「ロメオさん……私……も一緒に……行ってもいい? 」

 キャロリーンは『劇ОひОり』のように、いついかなる時も泣ける特技があった。

 両目に涙をいっぱいに溜めて気合いを入れるとポロリと雫をこぼす。今まで何人の人が騙されたか――

「君――どうして泣くのだい?
判った! 君の行く場所まで送って行くよ」

 すっかり騙された剣士ロメオは嘘泣きキャロリーンと旅を続ける事となった。

 二人は一路ロメオの目的地『サルデアーニ共和国』のアルバート城目指し進んで行くのであった。

 行く先々で仲間を集めつつ――



 でも、それはまた別の話し――

とりあえず【完】


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あきゅろす。
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