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アサシンの夜明け
復讐@

……ヤツハ、ドコダ?……ヤツヲ、カナラズ……コロス……コロシテヤル……








「何て格好だよ……ねぇ、死んで無いよね……駄目だよ、死んじゃ……オレが……」

 手足を鎖で繋がれて、大分暴行を受けたのだろう。最早、元の整った顔立ちも無惨に崩れ、今にも死んでしまう様に見える……

「うう……た、助け……」

 まともに声さえ、出せない程に衰弱しきって居る。オレは拳銃を奴のこめかみに当て安全装置のロックを外す。


「ホント良い格好……可哀想に。今、楽にしてあげる……」


 額が割れて血が流れている所をオレは、舌で舐めとり、ニッコリと微笑み別れの言葉を云った。





――さよなら、キール……――










 静まり返った部屋に砲撃の音と硝煙の匂いだけが残った――





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