アサシンの夜明け
相棒D
―ピチャ―…ン、ピチャ―…ン―
暗く湿ったコンクリートの感触と顔の上に水滴が落ちてきた事で気を失ってたオレは、目を覚ました。
『――ココは……??』
起き上がろうとする時の体の痛みに嫌でも自分がどんな目に合ったのか思い出さずには居られない。
『ああ、オレは死ねなかったのか………』
あの後、オレは何人だか分からない程次々に犯された。
あの部屋に居た奴全員に――
思い出すだけで震えが走る。
死んでしまったほうがマシだ……あの時はそう思った本当に。
でも、今は生きていた事を神に感謝すらしている。
生きる理由が在るから。オレをこんな目に遇わせた奴を――
――コロシテやる――
ただ、今はソレだけが――
オレの存在理由……
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