小さな蕾 時にはイタズラだってしたくなります。 3話 「あれ、侑也ちゃうんか謙也。」 「あ?あ、ほんまや。」 「何を急いどんやろな」 「さあな。俺にはわからへん」 だだだだだだ がらがら! 『謙也くん!白石くん!』 「どしたんや侑也」 「そないに急いで(ああああああ侑也が俺の名前も呼んでくれたあああはあはあはあ息切らしとる侑也萌えええええ!!!)」 『ちょお、かくまってえや!』 ごそごそ 「うお!侑也どこに入っとんねん!」 『うっさいなあ白石くん。ええやろ机の下に潜るくらい』 「せ、せやかて…(うおあああ上目の威力半端ないっちゅーねん!俺の股に顔が近いいああああ!)」 どどどどどど スパーン!! 「白石!謙也!」 「ど、どしたんやユウジ…」 「今はええねん!せや、侑也見いひんかったか?!」 「侑也…」 「…」 『(しーっ!)』 どきゅんvvv 「いやあ知らへんなぁ!な、謙也!」 「お?!お、おん…(え、なにこいつ急に目血走らせよった!)」 「そうか…くそ!どこいったんやあいつ!」 「侑也が何かしたんか?」 「あいつ俺の顔に落書きしとったんや!しかもマッキー!」 「「……」」 「じゃあな、侑也見つけたら知らせてくれ」 「「お、おん…」」 「お前は何をしとんねん!!」 『いだっ!』 時にはイタズラだってしたくなります。 (やってユウジくんが木陰で寝てるんが悪いんやもん!) → [*前へ][次へ#] |