青空に手は
役目
「っ」
ひゅん、と自分の横を切る刀を宇宙は避ける。
さっきまで押していたのは宇宙だった。
しかし今はそれが逆になっている。
だが所詮宇宙は18歳と言っても外見は子供。
体格の差が仇となった。
「これで終わりでさあ!!」
「!」
目前に迫った刀。
それは自分の目の前に在った。
誰もが切られる…
そう思ったのだ。
「それは…どうかな?」
ギチギチ…
「っおいおい…そんなのありですかぃ?」
宇宙を真っ二つに切ろうとした沖田の刀は宇宙の手枷から出る鎖によって役目をなしていなかった。
両者一歩とも動けぬ状態になったが、沖田は宇宙の足に足払いをかけた。
「っつ!?」
宇宙の上に跨るように沖田が座る。
沖田は宇宙の手に手錠をかけようとしたが、その宇宙が突然暴れだした。
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