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愛のカタチ(銀八桂)*
放課後の教室。

誰も居なくなった教室には部活の生徒の声が微かに聞こえてくる。

3年Z組の教室では日直の桂が日誌を書いていた。
昼休みに書くつもりだったのだが、クラスメートの土方と一緒に進路室に行っていたためそれは叶わず、今に至る。
昼の事を思い出し少し後悔しつつもシャーペンを走らせる。


できたか―?
と教室の後ろから担任の銀八のやる気のない声がした。


―俺は正直この先生が苦手だ。


いつもやる気の無さそうな(実際無いのだろうが)目をしていて何も考えていなさそうだが、大事な時はそれから想像もつかないほど真剣な目をする。

そんな事で俺は先生を避けていた。
それでも日誌が遅くなったのは自分のせいであり先生に手間をかけさせてしまったのは事実なので、すみませんもう少しです。と返事をし日誌の続きを書く。

「ヅラはさ...好きな人とかいるの?」

目の前の椅子にこちらを向く形で座った銀八からの思わぬ質問に、桂のシャーペンが止まる。
返す言葉につまった俺は、先生..桂です。と返す。

「ふ―ん...じゃあ先生の事好き?」

あまりに唐突なその質問に驚いた桂が顔上げた瞬間銀八の顔が目の前にあった。
驚く暇もなく、自分の唇に何か暖かいものが触れる。
最初何が起こったのかあまりに突然の事で頭がうまく働かなかったが、だんだんと冷静にそなりそれが銀八の唇だと気づく。

息ができない苦しさと羞恥心から、銀八の肩を強く押すがぴくりともしない。桂が嫌がり暴れれば暴れる程銀八のキスはだんだんに深いものになっていく。

余りの息苦しさに強く結んでいた口が少し開くとそれを見逃さず、銀八の舌が桂の中に入ってくる。
びくっと桂が肩を震わせるのをいいように銀八の舌が桂の中で勝手に動き出す。桂の舌に自分のを絡め、吸い上げる。桂の歯をなぞるように舐めあげ、恐怖と羞恥心から逃げる舌を絡めまた吸い、唾液を流す。桂の口元からは2人の混ざり合った唾液がすっと流れ落ちる。
桂の抵抗が少なくなり、嫌がり抵抗し押していた肩を今は震える手が握っている。更に深いキスを続けると、桂の口から甘い声が漏れ出す。銀八が唇を離すと2人の舌の間に透明に光る筋ができ、すぐに消える。初めての深いキスに頬を紅く染め口から2人の唾液を流し、目に涙を溜め上目遣いに銀八を見上げる桂に、銀八は満足げに頭を優しく撫で桂の腰を持ち上げ床に押し倒す。

余りの事に呆然としている桂に銀八は自分のネクタイを外し手早く桂の両手を頭の上で括る。身じろぐ桂をキスで押さえながら桂の学ランのボタンに手をかける。ぷちぷちと学ランのボタンが外される音がやくに大きく聞こえると、桂が変に冷静に考えていると学ランのボタンをはずし終わった銀八の手が桂の胸の飾りにのびる。

銀八に胸を触られているという恥ずかしさから抵抗を始める桂に銀八がにこりと笑い、さっきまで指で触っていた飾りをYシャツの上から舐め上げた。桂の体がびくっと跳ね、口からは甘い声が漏れる。気をよくした銀八は吸い付き軽く歯を立て、もう片方を指で転がす。
銀八の唾液で桂の綺麗なピンク色がYシャツに透けて見える様になると、銀八はYシャツのボタンにも手をかけ、ボタンを外していく。前の大きくはだけたYシャツから覗く桂の飾りに、今度は直接舌を這わせる。桂からはさっきよりも多く甘い声が漏れる。

胸の飾りを充分に舐め、キレイな色になるまで舐めあげ満足した銀八は桂の肌に舌と指を這わす。銀八の指や舌がわき腹や、胸の突起を掠める度に桂からは辛そうな声が漏れる。ふいに銀八の指が下の方に持っていかれる。


「..!!やッ..先..生ぇ..そこはッ!..ん.だッ..めぇ」

桂の必死の制止の声も聞かずに銀八は桂のスラックスに手をかける。焦らすようにジックリと脱がせると桂の自身は完全に立ち上がっていた。銀八に立ち上がった自身を見られた事と、反応してしまった自分の体に恥ずかしさから顔を逸らす。
「ヅラってば優等生のふりして実は淫乱なんだ。先生に胸触られただけで立っちゃうんだもんなぁ」
銀八は桂の自身を指で弾きながら言う。銀八が桂の自身に触る度に桂の体がびくびくっと震える。
その反応に気をよくした銀八は桂の下着もスラックスと一緒に足首まで下ろして、戸惑いなく桂のそれを口に含む。
あまりに突然の衝撃に桂の口から悲鳴にも似た声が漏れる。桂の裏筋を舌の先で舐めあげるだけで桂自身からは愛液が漏れ出す。袋を丹念になめあげ、先端に舌を這わせじゅっと吸うと悲鳴と共にあっけなく精を吐き出した。桂が吐き出した精を口で受け止め軽く飲み込むと、それ特有の苦味が口の中に広がる。あまりの快楽から放心状態の桂の口を無理矢理あけさせ、さっき出した自分のそれを飲ませる。驚きむせた桂の口元から桂の愛液が垂れ、それはとても扇状的で銀八を刺激する。

「ヅラぁ...ごめん限界だわ。先生の事も楽にしてね」

銀八は桂を四つん這いにさせながら言った。
快楽から腕に力が入らない桂は必然的に銀八に密部を見せつける体勢となる。銀八は、恐怖から振り返る桂に微笑みかけ桂の双丘に顔を埋め、密部に舌を這わす。

「んぁあ..!!ゃッ..先生..汚いッ..!!ぁッ」

桂の声を無視し、密部に舌を差し入れる。固く閉ざされたそこを解かすように唾液を送り込み舌でかき回す。少し解けたそこに今度は指を1本入れ優しく解かしていく。銀八の指が桂の中の膨らんだ場所を掠めた時、桂から今までにない声が漏れる。
「ヅラ君分かる―?ほらここ。気持ちいいでしょ?前立腺」

銀八は楽しむように桂の前立腺をしつこく刺激する。そこは今では指を3本もくわえ込む程に解かされ、もはや桂の口からは喘ぎしか出ず、ひっきりなしに声が漏れている。
「ん..もぉ先生限界。いくよ?」次の瞬間ずんっという酷い痛みが桂を襲った。あまりの痛みに泣き叫ぶ桂に銀八は優しくキスをする。
「ッ...は..動かすからな」
銀八は声と共に抜き差しを開始する。銀八が痛みで萎えた桂自身を握りこみ、上下に扱ってやると、桂から甘い声が漏れる。その様子に安心した銀八は抜き差しを激しくしていく。教室内は2人の結合部からのぐちゅっという卑屈な音と桂の喘ぎ声で満たされている。

「先..生ッ!もッ..だ..め..も..イッちゃう..!!」
桂自身を強く握り、弱いところばかり責めていると桂からは普段の彼から想像もできない言葉が漏れる。い―ょ。と桂の耳元で伝え、抜き差しを更に激しくする。2.3度腰を打ちつけると桂は悲鳴をあげ、2度目の絶頂をむかえた。その締め付けにより銀八も桂の中に熱いそれを流し込んだ。


―――――――――
桂が目を覚ますとそこには知らない天井が広がっていた。

「..起きたか。その..大丈夫か?」
まだぼやけている自分の頭を回転させ思い出そうとしていると銀八が部屋に入ってきた。

銀八の顔を見ると数時間前の記憶が鮮明に蘇ってくると恥ずかしさに俯く。自分の顔を見るなり下を向いてしまった桂を心配になり顔を覗き込む。


「...ッ..こんな事して...訴えますよッ!!」
覗き込んだ桂の黒く美しい双瞳からはぼろぼろと大粒の涙が流れていた。

抱きしめたい―。頭で考える前に体が動く。桂の体を抱き締めると、怯えるように震える。

背中を優しくさすり少しでも落ち着かせてやろうとする。しばらくすると桂の震えが無くなっていた。

「俺はね...ヅラを好きだからしたの。愛してるから...」

そう耳元で囁けば桂は驚きを隠せない顔で銀八を見上げる。

「先生..俺もッ..ん!!」銀八の唇が桂の唇に触れる。恥ずかしさに顔を赤らめた桂から唇を離し耳元でもう一度。愛してる..小太郎。と囁く。
桂は紅くなった顔を銀八の胸元に埋め今度こそ、俺も..先生を愛してます。と囁いた。















end.













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あきゅろす。
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